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『お〜結構いい感じにできた』


完成したのはお茶漬け。


え?茶漬け?なんだその手抜き料理。と思いますでしょう。


ご存じですか。最近のおしゃれなお茶漬けを。


最近はとってもおしゃれなお茶漬けのお店があるくらいには人気なのです。


結構な傑作が完成して一息ついているとナイスタイミングでnqrseさんもシャワーを浴びて戻ってきた。


「すごくいい香りがする。」


そういいながらnqrseさんは匂いにつられるように椅子に座る


「もう食べてもいい?」


待ちきれないといわんばかりの顔をされて母性のようなものが沸き立つ


なんだ新手の色仕掛けなのか???


愛しいの塊でしかない


『nqrseさんのために作ったんですから是非あったかいうちに』


邪念を捨てそう促すといただきますと手を合わせて食べ始めるnqrseさん。


おいしそうに夢中になって食べる姿は本当に愛しい


まるで実家のペットを思い出す。シンプルに養いたい。


ああまた邪念が。


そんなこんなしているとnqrseさんの器はすっかりきれいになっていた


『どうでした?』


「めっちゃうまい!」


食いつき気味で返事。そこらの女より何倍もかわいい。


相当気に入ってもらえたのだろう。これで使命は全うした。これで一安心


使命を全うしきった私に長居は無用


『じゃあ、そろそろ帰りますね』


そう言うとなにか言いたそうな顔をするnqrseさん


『なにかありました?』


気になり問いかけると、ううんないよ、大丈夫と笑顔で返される


nqrseさんがないというなら無理に聞くこともない。


楽しい時間はあっという間で。


次はもうない。そう思っていなきゃどんどん欲が出てきてしまう


心の中を整理して玄関の扉に手をかけるとふいに手をつかまれる。


「こ、これからはnqrseさんじゃなくて、なるせって呼んで。敬語もなし。」


『えっ』


そんなこと言われると思ってなくて頭がショートする。


『ちょっ、無視しないで』


そう慌てるnqrseさん。


『わ、わかりました、なるせ』


と死ぬほど慌てる私。


「敬語〜」


『わかったなるせ!!!』


「そうそう、よくできました」


じゃあ気を付けてね隣だけど、と言われてお見送りされた。


何か言いたそうだなとは思ってたけど、爆弾渡してきたな


おかげさまで頭の中は大惨事。

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設定タグ:歌い手 , nqrse , なるせ   
作品ジャンル:恋愛
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はる(プロフ) - 三つ葉のクローバーさん» コメントありがとうございます!!!初めて夢小説書いてるので不安でしたが面白いと思っていただけて嬉しいです!ちなみにnqrseの表記にuが入ってるのシンプルに誤字です!訂正しました!教えていただきありがとうございました♡ (2022年2月11日 22時) (レス) @page24 id: 74fb454c25 (このIDを非表示/違反報告)
三つ葉のクローバー(プロフ) - 好き!!話の展開がスピーディーかつ夢主ちゃんの気持ちが毎度爆発してて面白いです!nqrseとnqruseの表記があるのですが、何か違うのでしょうか?(初コメ失礼しました!) (2022年2月6日 19時) (レス) id: b19c11ad50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2021年9月11日 7時

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