甘い夢【nqrse】

手料理 ページ19

『あの、nqrseさん』


「なんでしょうか、Aさん」


『そんな見つめられてるとやりにくいのですが、、、。』


そう、家に上げてもらってから台所に立って用意を始めたはいいけどnqrseさんはずっとふわふわした目線でこちらを見てくる。


「だめ？」


ぐあっ！！！！！！！！


心臓に悪い！名前呼びに上目づかい！！！


『いえ、問題ありません。大丈夫です。』


ええい、もうそんなことは気にするな私。


nqrse様の朝食を作るという使命を果たすんだ。


それでも気になる目線


nqrseさんをチラ見すると「ん？」と優しそうな顔をする


甘すぎるこの空間。こないだの飲みを思い出す。


ん、飲み？、、、お酒？


『もしかして、nqrseさんお酒飲みました？』


「うん、飲んだ。２時間前に間違えて」


確かにnqrseさんのかわいいお顔は少し赤くなっていて、目もとろんとしている


何で気付かなかったんだ私


というか、間違えて飲んだってどういうことですか。


いろいろ気になるところがあるがあえて触れないでおこう


少し経つとnqrseさんは飽きたのかシャワー浴びてきてもいいかと律儀に聞いてきた


ダメなはずもなく了承するとnqrseさんはキッチンを出て行く


やっと料理に集中できる。


推しにまじまじと見つめられてたんじゃ緊張しすぎて手がみじん切りになってもおかしくない。まあさすがにそれはないが。


そんなことを考えながらnqrseさんがシャワー後にはすぐ食べれるようにと支度を始めた。

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