#2 ページ18
「あ〜グッピーちゃんだ」
「ぐっ…！？」
「…？」
食べ終えて、次の授業の準備をしようか
そんな時に突然かけられた声。
声の主である男子を見る。
(…………でかい)
(そして声をかけられたのはほんとに私なのだろうか…)
「貴方の事ですよ」
「わっ」
「あぁ、すみません…驚かせてしまいましたか？」
ひょい、ともう1人視界に入ってきた。
急な事に声を上げれば、クスクスと笑いながらもその人は謝る。
(そっくりな顔、双子なのか…)
「うわぁ、やっぱ金魚ちゃんみたいにちっちぇ〜」
「き、金魚ちゃん…？」
「ハーツラビュルの寮長、リドルさんの事ですよ」
「！？」
(あの厳しそうな人にもあだ名つけちゃうんだ…)
ハーツラビュル寮のデュースさんも目を見開いている。相当厳しい人なんだろうな…
「…あーでも、」
「っ！？」
「！？！？」
脇の下に腕が通ったかと思えば、ひょい、と見える景色が高くなる。
(も、持ち上げられてる…！？)
「グッピーちゃんの方が軽いし…」
「は、離してくだ」
「なんかいい匂いする〜」
(聞いてない！この人！！)
私の首元に顔を埋める巨人さん(仮)。
(恋人でもないのに肌をくっつけるなんて…母に知られたらなんと言われるか…)
その国の挨拶だとか言うなら仕方ないけど、巨人さんのそっくりさんがやってないからガッツリOUTだ。
「(助けてデュースさん！)」
「おい…離せよ」
私の思いが通じたのか、デュースさんが凄みのある声で巨人さんに言う。
＿＿この時(そうだもっと言ってやれ)なんて思った私は、数秒後、酷く後悔することになる。
「は？なんで？」
背筋が凍るような、冷たい声に冷たい目。
さっきまでとの落差に、私もデュースさんも驚愕する。
そっくりさんは慣れているのか、ニコニコと静観していた。
「なんでオレがお前の言いなりになんなきゃいけないわけ？」
「っ…！」
「まぁまぁフロイド、そこら辺にしてあげてください」
「えー…なんでだよジェイド」
「初日から後輩を虐めては、アズールに何を言われるかわかりませんよ」
「…ッハァ〜……つまんねえの」
静観していたそっくりさん＿ジェイド先輩がやっと制止して、私は巨人さん＿フロイド先輩に解放される。
(もっと早く止めてくれてもよかったのに…)
ジェイド先輩も性格が悪いと見た。
とりあえず、この双子には関わらないようにしよう
そう決意した瞬間だった。
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のま(プロフ) - アイリスさん» タイトル変更を少し前にして…反映してなかったのかもしれません汗。私自身も気になってはいたのですが、直し方もわからず…と言った具合で。申し訳ありません (2020年5月20日 22時) (
レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス - 完璧な仮面という作品を押したら誰が為の王女というタイトルが出てきた……。ん……？ (2020年5月20日 20時) (レス) id: 191e3f71f6 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - あすまさん» ニヤニヤしていただけて作者冥利に尽きます…その上身体の心配まで！素敵なコメントをありがとうございます！頑張ります( ´ ` *) (2020年4月25日 21時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
あすま(プロフ) - とても面白いです!!デュースとの絡みを見て､いつもニヤニヤしてます(笑)今の時期大変ですが､お身体に気を付けて下さいね。更新頑張って下さい!! (2020年4月25日 18時) (レス) id: 9925a6995f (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - saraさん» ああああなんという間違いをおかしてしまったのでしょう…今気づいてるところは修正入れます！共有ありがたいです…！頑張ります！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のま | 作成日時：2020年4月10日 19時
