第肆話 ページ5
真っ黒なヒーローとの戦いから暫くが経った。
どうやら俺は、雄英という所に入学するらしい。
前に調べた情報によると、日本で最高峰のヒーロー養成学校。オールマイトやエンデヴァーとかいうヒーローも、ここ出身だという。
そもそも、誰もが教育を受けられるなんて、俺は兎も角、"前"では考えられなかった事だ。
「凄いなぁ。」
ここなら、もっと面白い奴が見つかるかな?
〜緑谷視点〜
今日は、転入生が来るらしい。
A組はその話で盛り上がっていた。
「なあなあ、今日転入生が来るらしいぜ!」
「ボンキュッボンの女子だといいな…」
「峰田最っ低」
「でも、確かに女子か男子か気になるわね。ケロッ」
などなど、思い思いの事を喋っている。
入学式を行ったばかりなのに。
何か事情でもあるのかなぁ?
そんな事を考えていると、
「入れ」
という相澤先生の声が聞こえた。
皆がバリアフリーの大きなドアに注目する。
噂のその人が入って来た時、僕は息を飲んだ。
吸い込まれるような黒い髪に夜空のような藍色の目。
その全てが調和して、その人の魅力を最大限に引き出している。
何より、纏う雰囲気が大人なのだ。
そこまで考えたところで僕は現実に引き戻された。
僕は何を考えているんだろう。
こんなにジロジロ見たら、気持ち悪いじゃないか。
そう思って周りを見渡すと、皆もあの人に見惚れていた。
よかった。僕だけじゃなかった。
そんな事を考えながら、僕はそっと息を吐いたのだった。
〜緑谷視点 終〜
ガラッと大きな扉を開ける。
チラッと辺りを見回すと、案の定"個性"の影響か、色彩豊かだった。
壇上に上がる。
こういう事は、初めが肝心なんだよねぇ。
そんな事を考えながら、出来るだけ感じの良い笑顔をつくる。
「鴻牟瀬(くなせ)。年は〜15歳です。宜しくねぇ。」
自分で言うのも何だけど、俺は所謂«綺麗»の分類に入ると思う。
童磨やあの御方ももんの凄く綺麗だ。
そんな俺が、考えられる中で一番の笑顔を作ったらどうなるだろう。
まあ、分かるよねぇ。
あーらら、皆顔を真っ赤にしちゃって。
矢張り、子供って面白いよね。
まあ、
そんなこんなで、俺の学校生活が幕を開けた。
________
皆さんこんにちは!
作者の白山風露です!
残り少ないので、簡潔に。
読んで下さって有難う!
後、鴻牟瀬の読みはこじつけです。
何か性悪夢主…
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白山風露(プロフ) - レイラさん» わあ!コメントありがとうございます。諸事情で暫く占ツクを空けてしまいます。暫く更新が出来ません…。更新停止にはしないので、待っててくれると嬉しいです。 (2020年1月10日 16時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 頑張れ〜! (2020年1月7日 15時) (レス) id: c2fd8acf9d (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - 亜星可也さん» ありがとうございます!1日1話投稿を目指していますが難しいですね…。そろそろ物語が大きく進みますよ! (2019年12月22日 18時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - とても面白いです!!あまり無理をしない程度に更新よろしくお願いします (2019年12月22日 13時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - 面白いです!是非更新よろです♪鬼舞辻無惨のそっくりさんのほうもよろしくお願いします!!! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白山風露 | 作成日時:2019年12月6日 18時