第弐話 ※ ページ3
〜三人称視点〜
ある路地裏に、幾台ものパトカーのサイレンの音が鳴り響いている。
其の場所に、1人の刑事が来た。
現場に向かって歩きながら、
「今回の事件の概要は?」
と聞いた。
刑事の後を追って来た、一回り若そうな警察官が答える。
「はっ……はい!
今回の事件は、昨日の深夜から早朝にかけて起きたと思われます。
被害者男性は、4年程前からこの町で住民を中心に恐喝罪で逮捕されていて、去年に仮釈放されています。」
「凶器と死因は?」
「分かりません。」
「分からない?発見されてから、もう暫く経つ筈だが。」
刑事は、眉を顰めながら胸ポケットから手帳を取り出した。
「はい、その事なんですが……。」
少し躊躇った後、ハッキリと答える。
「何も分からない程に、バラバラになっていたので…。
減った部位があるかは現時点では不明ですが、元のパーツが分からない感じに、少なくとも100ぐらいに切り刻まれていたそうです。
心臓だけが、すぐ横に丁寧に置いてあったらしく、快楽殺人かと思われます。」
「はあ…惨いな。」
そこで、二人が現場に着いた。
しかし二人は、現場を人目見ると青白くなり、口を押さえた。
「うっ……」
吐き気を催すのも無理はない。
それ程迄に、酷かったのだ。
血が一面に広がって不気味だったり、内臓がそこら辺に打ち付けられていたり、目玉がくり抜かれていたり……。
今までにないくらい凄惨だった。
「本当に之は酷いな…。
早く犯人を捕まえなけりゃぁ仏さんも浮かばれないな。」
〜三人称視点 終〜
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白山風露(プロフ) - レイラさん» わあ!コメントありがとうございます。諸事情で暫く占ツクを空けてしまいます。暫く更新が出来ません…。更新停止にはしないので、待っててくれると嬉しいです。 (2020年1月10日 16時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 頑張れ〜! (2020年1月7日 15時) (レス) id: c2fd8acf9d (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - 亜星可也さん» ありがとうございます!1日1話投稿を目指していますが難しいですね…。そろそろ物語が大きく進みますよ! (2019年12月22日 18時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - とても面白いです!!あまり無理をしない程度に更新よろしくお願いします (2019年12月22日 13時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - 面白いです!是非更新よろです♪鬼舞辻無惨のそっくりさんのほうもよろしくお願いします!!! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白山風露 | 作成日時:2019年12月6日 18時