やぁヒーロー、こんにちは！

第拾弐話※ ページ15

決まったと思っていた緑谷君のスマッシュは






脳無によって、阻まれていた。


いや勿論分かっていたけれども。




「え……」



今の緑谷君の気持ちを当てて見せよう。


絶望……では無いな。困惑かな。



その光が灯った綺麗な目が恐怖に彩られる所を是非見てみたい。





「いい動きをするなあ…。
スマッシュって…オールマイトのフォロワーかい？」


「まぁ、いいや君」




脳無が緑谷君の腕を掴む。

蛙吹さんが緑谷君に舌をのばす。




その時だった。



ﾊﾞｱﾝ！

と、扉が吹き飛ぶ。






「もう大丈夫」



おいおい

笑っていないじゃぁないか。



「私が



来た」



平和の象徴。



「オールマイト〜〜〜〜〜〜!!」


「……！」



「あーーー…

コンティニューだ」









「嫌な予感がしてね…。校長のお話を振り切りやって来たよ


来る途中で飯田少年とすれ違って…何が起きているかあらまし聞いた」






「私が来た！」「オールマイトｫｫ!!!!!」


「待ったよヒーロー。社会のごみめ」



結構遠くでは、雑魚が何かほざいてる。
無視無視。



オールマイトが雑魚を倒した。


放っておいても、なんにも出来やしないのに。









ぼーっとしていると、オールマイトが脳無と殴り合いをしていた。



え？


なんか、ショック吸収とかゆっくり肉をえぐり取れ〜とか言っていた気がするんだけどなぁ。



え？


俺の耳、可笑しくなったか？



「ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの！」


「敵よ、こんな言葉を知ってるか!!?」





Plus ultra!!





そんな言葉がきこえた気がした。






なかなか面白いなぁヒーロー。



でも………脳無は後二人、いるんだぜ？



矢張り、これは神からのお告げだろう！


俺が戦っていいと、神は言っている！



よーし、参戦だぁ！


「な…緑谷!!?」



おおっ！？


緑谷君が飛び出したぞ？



両足折れてるねぇ。
痛そう。




「オールマイトから離れろ」



自己犠牲か……。




分からない。

分かりたくもないなぁ。





「二度目はありませんよ!!」


黒い靄＿黒霧というらしい＿が、水色髪の手を転送し、緑谷君は絶体絶命だ。




俺は、＿＿＿＿







〜緑谷視点〜




死柄木の手に捕まりそうになった僕は、気付けば蛙吹さんの近くにいて、僕がいた場所には、








鴻牟瀬君がいた。

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