やぁヒーロー、こんにちは！

No.11※ ページ14

(またもや原作変えます。)




黒い鬼が相澤先生の左腕を潰す。




それと同時に聞こえてくる




「ぐぁ…！！」




という悲痛な声。





この叫びは懐かしいなぁ本当に。




前、鬼殺隊と戦っている時によくきこえていたなぁ。





目の前でこんなに楽しそうな事をしているのに俺だけ仲間外れなんて、そんな酷い事言わないよねぇ？







あっ……。



気付かなかったけれど、湖に緑谷君達がいるじゃぁないか。




髪の毛が緑色だから、水草と間違えてしまった。(失礼。マジで失礼!!ごめんなさい。by作者)




そういえば、他の子供達の様子を探ってみるか？



俺の血鬼術はその場その場で作れるけれど、ずっと昔からあるのがこれだ。




「血鬼術」

「紅の共潜」



これは、俗に言う"ドッペルゲンガー"のようなものだ。



俺の分身を創り出し、自由に動かせる。


大量生産でき、自我もつけられるが、欠点もある。




簡単にいえば、俺より弱いんだよねぇ。
(あくまで鴻牟瀬基準です)



上弦の肆とどっこいどっこいってとこ。



此奴を俺の代わりに無惨様のもとに出したら、一発で見破られた。




あの後、地獄だったなぁ(遠い目)。





共潜を出すのは時間がかかるから、暫く放置。









「けどもその前に、平和の象徴としての矜恃を少しでも……」





「へし折って帰ろう！」




水色髪の手が、蛙吹ちゃんに伸びる。




ひたっ



「…………本っ当かっこいいぜ」


その言葉を向けられているのは、我等が教師、



「イレイザーヘッド」


だった。


"個性"を使っている相澤先生の頭を、ｺﾞﾝｯと打ち付ける鬼。



ｺﾞｯ





嗚呼、痛そう。




「手っ…放せぇ!!」



緑谷君、オールマイトの力に似ているなぁ。




人を助けるってのは、"ヒーロー"の本分かな。



いや、別に勝手にしてよって感じかなぁ。





俺は、ちょっと無理。


何故、弱い奴を助けないといけないのだか。

勝手に野垂れ死ねってね。




「脳無」



「スマッシュ！」

ｽﾞﾄﾞｯという音と共に放たれた、
緑谷君の渾身の一撃は、



上手く決まったようだった。




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
説明。



「共潜」は、トモカヅキと読みます。



三重県の海人さん達に伝わる妖怪で、曇った日に海に潜ると、海底に自分とそっくりな姿をした人がアワビなどを差し出してきて、貰うと海底に引きずり込まれる

〜という感じです。


物凄く端折っていますね。
すみません。

字数の関係です…

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