No.9 ページ11
「敵ンン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」
「先生、侵入者用センサーは!」
「もちろんありますが…!」
俺、正確には俺達に向けられる明確な殺意。
あっこの感じは久々だなぁ。
"前"の世界では、俺が強すぎるせいか、だぁれ
も俺と遊んでくれなかったんだもの。
暫く大人しくしていたから、そろそろはしゃいじゃっても文句は言われないよね?
おっと話が進んでいた。
「イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は………」
「一芸だけじゃヒーローは務まらん」
「13号!任せたぞ」
そう言って相澤先生が飛び降りて行く。
このままでは埒が明かない。「でも…」とごねる(?)緑谷君を、
「良いんだよ。人間の考える事は、どうやっても同じ運命にしか辿り着かないからねぇ。」
と諭す。
まあ、俺は運命なんて信じてない。
人間は同じ事を繰り返す、という点においては賛同出来るけれど、"人間"の前に、'愚かな'をいれないと文が成立しないし、そもそも死地に自ら向かうような奴は見捨てるのだけれど。
いやーしっかし、'寄せ集めの軍団'がたった一人のヒーローによってなぎ倒されていく姿は飽きないなぁ。
「嫌だなプロヒーロー。有象無象じゃ歯が立たない。」
「すごい…!多対一こそ先生の得意分野だったんだ」
「分析してる場合じゃない!早く避難を!!
鴻牟瀬君も、早くしないと!」
生徒達が避難し始めている。
しかし、ゾワッという感覚と共に、黒い靄が広がって来た。
「させませんよ」
「「「!!」」」
「初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは」
「平和の象徴オールマイトに」
「息絶えて頂きたいと思っての事でして」
「後、……。いや、これは後に置いておき。
本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが何か変更あったのでしょうか?」
人間にしては、なかなか良い発想だねぇ。
普通ならば強すぎる相手には、張り合おうとすら思わない。
なのに、敵連合とやらは結構現実を見ている。
此奴らと戦ったら負けるかなぁ?
「まぁ…それとは関係なく…」
「私の役目はこれ」
その魔手は、生徒にも伸びてくる。
鬼のいる、15歳の少年少女らへと……。
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白山風露(プロフ) - レイラさん» わあ!コメントありがとうございます。諸事情で暫く占ツクを空けてしまいます。暫く更新が出来ません…。更新停止にはしないので、待っててくれると嬉しいです。 (2020年1月10日 16時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 頑張れ〜! (2020年1月7日 15時) (レス) id: c2fd8acf9d (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - 亜星可也さん» ありがとうございます!1日1話投稿を目指していますが難しいですね…。そろそろ物語が大きく進みますよ! (2019年12月22日 18時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - とても面白いです!!あまり無理をしない程度に更新よろしくお願いします (2019年12月22日 13時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - 面白いです!是非更新よろです♪鬼舞辻無惨のそっくりさんのほうもよろしくお願いします!!! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白山風露 | 作成日時:2019年12月6日 18時