音駒の猫なマネージャーとやっくん【HQ】 (ページ34)

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33話ページ34

話が急展開ですね……スミマセン……
いよいよ過去編に入っていきます!
では、どうぞ!

夜久side

俺はなんでリエーフのところになんか行ったんだ……!Aがこうなることは、いつも急な事は、わかってた筈なのに……!俺が!俺たちが!側に居なくちゃ駄目なのに!!

黒尾「おい、夜久。思い詰めんな、こうなることは誰も思ってない。お前のせいでも無い……」
夜久「!?じゃあお前は!Aがこうなっても良かったのかよ!?彼奴がこうなるかもしれないってお前もわかってたことだろ!!?」
黒尾「……わかってる、わかってるけど……それでAが助かるわけじゃねぇ……」

クソッ…………俺は、彼奴のために何もできないのか!?彼奴が一番苦しんでるというのに……

月島side

僕は日向や木兎さん、黒尾さんたちと自主練をしていた。そこに音駒のリベロの人が来て、また練習していた時、音駒のマネージャーが倒れたって音駒のやつが知らせに来て、そこにいる人たち全員、保健室に向かった。そこには音駒の人たち全員と監督たちもいた。そこで僕が見たのは、左腕と右足を押えている佐倉さんだった。

月島「あのこんな中言うのもあれなんですけど……何があったんですか?」
海「烏野が知らないのは無理もないけど……Aはケガしたんだよ。それで、自主練中に痛みが強くなって倒れちゃったんだよ」
夜久「彼奴はケガ自体は治ってるけど、後遺症があるんだ。」
月島「なんで、過去形なんですか？」
黒尾「それは彼奴が中学の時、最後の大会でしたケガだからな」

そこから、黒尾さんをはじめとする音駒の人たちは黙りこくってしまった。
そして、僕はあるワードが気になっている。
　
　 "佐倉A" "中総体" "ケガ"

!?まさかこの人がコート上の指揮者ってことか最後の中総体でケガをした。それを気にバレー界から姿を消した天才セッター。なるほどね。それなら日向が佐倉さんのことを王様よりすごい人って言うわけだ。なんでみんなこんなに静かなんだろう……過去に何かあったのだろうか。僕には関係無いケド。

佐倉side

佐倉『ん………あれ……ここは?』
夜久「A気づいたのか!?お前、倒れたんだよ!だからここに運んできた」
佐倉『そうなの?また、倒れたんだ私……ていうか重かったよねゴメンネ』
夜久「いや、全然。むしろ軽すぎ。そんなことよりもう大丈夫なのか?痛みとかないか?」
佐倉『今は大丈夫……一応、痛み止め飲んどく。ありがと』
夜久「そっか……良かった」