音駒の猫なマネージャーとやっくん【HQ】 (ページ29)

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28話　ちょっと過去有りページ29

佐倉side

〜回想〜

　私はバレーが好きだった。小さい頃から。
　最初は京治に誘われて始めた。それで、
　小学生の時、京治とクラブチームに入った。
　その時、セッターをやってそこからだと
　思う。私がバレーの虜になったのは。
　自分のセットアップでスパイクが決まる
　こと、自分の力でブロックを欺くこと。
　それらが全部快感だった。
　でも……それは、“アレ“を起こしてから
　忘れてしまった。というより“何も感じなく
　なった“と言った方が合っているだろうか。

回想終了

夜久「A大丈夫か?」
佐倉『あ、うん……なんとか……』

noside

ピリッギュッドガガッ

――――予想……以上……!
チーム内であろうと互いが常にライバルであるという緊張感は成長に必要不可欠
――――だがチーム内が無法地帯となっては元も子もない
そこを一本引き締めてみせたな
烏野エース……!

佐倉side

佐倉『雪絵ちゃーん木兎動かしとく?』
白福「あ、お願い〜!動かさないと夜、赤葦が大変だからね」
雀田「ごめんね〜A。よろしく〜」
佐倉『ん。』

佐倉『クロ、リエーフは……?』
黒尾「お、今日はこっち来たんだなリエーフは夜久んとこ」
佐倉『ならいいや……』
黒尾「なになに木兎にトス上げにでも来たの?」
木兎「なに!Aトス上げてくれんの!?」
佐倉『……え、まぁ……別に、どっちでも……』
木兎「じゃあ、上げてくれー!!ヘイヘイヘーイ!!!」
赤葦「ちょっと木兎さんA困ってるじゃないですか。Aゴメン』
佐倉『大丈夫……いつものことだし……』
木兎「はーやーくー!!」

佐倉『じゃあ、行くよ……』
木兎「っしゃー!来い!」

ポンッ

木兎「レフトレフトー!!」

トスッドゴッ

佐倉『ナイスキー』
木兎「おっしゃー!!ヘイヘイヘーイ!!!ナイストスだったぜA!」
佐倉『それは良かった……久しぶりにやったから……』

佐倉『……ハァ……も、ムリ……体力オバケ共め……京治こ、うたい……』
赤葦「A大丈夫?」
佐倉『休めば大丈夫……』
赤葦「そう……ならいいけど……無理はしないでね」
佐倉『うん……』(やっぱコイツら体力オバケだ……)

赤葦「行きますよ……木兎さん!」

ドガガッ

黒尾「うぇーいﾆﾀｧ)」
木兎「ぐぬぬ……」

ダキュッ

木兎「ヨッシャー!!」
黒尾「チッ……」

　