音駒の猫なマネージャーとやっくん【HQ】

37話 ページ38

夜久side


俺はいつの間にかAを抱き締めていた。

夜久「Aそんなに抱え込んでたのに気付いてあげられなくてゴメン。俺たちのこと、いつも支えてくれてたのに俺、Aになんもしてあげれてない……ごめんな」
佐倉『やっくんのせいじゃないよ……別にこれは私の問題だから……気にしなくていいよ。私のことは……ホントにどうでもいいから』
夜久「お前、こんな時こそ頼れよ。泣いてるくせに……誰もAのこと、どうでもいいなんて思ってない。大事な仲間だからな」
佐倉『うん……ありがとう……でも、これだけは……私のせいだから……』
ベシっ
夜久「そんなわけ無いだろ?それはお前のチームの問題かもしれないけどな、お前が楽になれるんなら頼れよ?」
佐倉『イダッ……ん、わかった……』
夜久「じゃあ、今日は解散な!みんな部屋に戻れー」
「「「おーす」」」

クイッ

夜久「わっ……ん?A?どした?」
佐倉『ちょっと、残って……』
夜久「わかった……みんな行ったらな。あと明日最後だからホントにちょっとだぞ?」
佐倉『……わかってる』


佐倉side


佐倉『雪絵、先戻ってて……』
白福「うん、わかった」(夜久くんと話すのかな)

夜久「Aどうしたんだ?」
佐倉『今日……聞いてくれてありがとう……ちょっとスッキリした……』
夜久「それならよかった。お前、いろいろと溜め込みすぎなんだよ」
佐倉『そう……?』
夜久「そう!」
佐倉『んー……じゃあ今度からちょっとは話すようにする……』
夜久「そうしろ……じゃあもういいか?」
佐倉『あとちょっとだけ……』
夜久「なに?」
ギュッ
夜久「！？！？！？！？」/////
佐倉『ゴメン……ちょっとだけ……やっくんが最後、ああ言ってくれて……私、嬉しかった……

　 ―――やっくん、かっこよかったよ―――

夜久「おまっ////別にっ俺はっAに安心してもらえるように言っただけであって、別にそうゆう意味じゃ!」
佐倉『フフッやっくんはいつもかっこいいもんね……ん、ありがと……おやすみ……』


黒尾side


プシューッ

やっくんがAにやられた……まぁあんな近くでAに囁かれたらああなるよなAは無意識だろうけど……


佐倉side


佐倉『クロ、さっきまでの見てたでしょ……』
黒尾「バレてた?」
佐倉『別にとぼけなくていいから』
黒尾「あら、Aさんツンデレですか〜?」
佐倉『……ただやっくんがいなかったら私はあのままだったと思うから……ただそれだけ……』
黒尾「ふーん」

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