192話 ページ2
らんらんに今日は帰っていいよ、と言われた。明日ちゃんと、笑顔でオスマンたちを見送ってあげて、とも言われた。
「…はぁ…」
朝のゾムさんが気になって仕方がない。
あの行動はどういうことなんだろう？
いや、私が勝手に妄想してただけだ。ゾムさんなら手を取って、笑って、話をしてくれるって、願わくばそのまま手を引いて抱き締めてくれる、って。けどそれは全部私の妄想だ…。
私はゾムさんをわかったつもりでいて、何も分かっていなかったんだ。
「そんなことなら、期待させないで…」
なんて届かない自分勝手な言葉ばかりが口から溢れて零れ出る。
「嫌だなぁ…」
そういえばゾムさんは卒業したらどうするんだろう…。
グルさんとトントンさんは大学同じって言ってた。
お兄ちゃんは大学行くけどその前に、お母さんと話したいって言ってた。
ゾムさんは、何も聞けてないや…。
トントンさんに聞こうと思ったけど、聞いたけど、答えてくれなかった。多分、トントンさんや他の人は知ってるんだ。私がゾムさんと話すきっかけのために、教えてくれなかった、んだと思う。
「ごめんなさい…きっかけ、たくさん残してくれたのに、私…また失敗しちゃいました…」
進路も、冬休みの予定も、3学期いつ学校来るかも、全部…、3年生の皆さんが教えてくれなかったこと…。
「無駄に、しちゃいました…」
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ジョーカー - osさんとzmさんがけんかっぽいのしてるときに｢もどかしいんじやぁぃぁぁ！！｣って暴れてました。そしたら弟に｢こいつやば｣って言われました☆ (2022年8月6日 19時) (
レス) @page6 id: 73a2cb4f86 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 最後…!感動しました! (2022年6月28日 19時) (レス) @page6 id: 49e252ef22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者
作成日時：2019年7月24日 18時
