出来損ない少女は失敗を恐れる【wrwrd】 (ページ16)

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156話ページ16

グ「ぶっちゃけゾムとはどうなんだ」
鬱「い、いきなりやね」
「どっ、どうって…！」
グ「そのまんまだと思うが？」
ひ「まずどういう関係？」

一気に私に集まる4人の視線。

「えっと…ご近所さん…？」
ロ「あ、そういえばこの前駅であったもんな」
「あぁ、そうそう。ゾムさんから聞いたよ、ロボロくんも近くだって」
ロ「ゾムとは中学一緒やしね。休みの日ばったり会うとかよくあるし」
「最初はご近所だってことも知らなかったんだけど、色々あって」
グ「色々ねぇ」

目を細めて笑うグルさん。教えろ、と言わんばかりの目だ…。

「は、初めて皆さんにお会いした日、母と色々あって家から逃げた時にすれ違ったのがゾムさんで、ってだけ…で」
鬱「えー、いいなー。僕もAちゃんとご近所さんがいいー」
ロ「気持ち悪いなぁ。それで仲良くなったって感じなんや」
「そう、かな。だからそんな特には…」

ふとこの前あったことを思い出して、顔が熱くなるのがわかった。

ひ「大丈夫？顔真っ赤だけど」
「だっ、大丈夫！」
グ「何かされたのか」
「さ、されてない！」
鬱「いやいやいや！されたって反応やん！」
「ほ、んとに…なんもな…」

言われれば言われるほど思い出す。ダメだ顔を見せられない…！