100話 ページ10
土曜日
朝、インターホンの音で目を覚ます。時間は8時30分。
「…お母さん仕事か…」
重たい瞼を頑張って上げ、ドアへと向かう。
「はーい…」
目の前に見えたのは背の高い緑色。
「ゾムさん…」
ゾ「はよ」
「お、はようございます…どうしたんですか？」
ゾムさんも一緒に行くってのは決まったらしい。それはいいんだけど…
「なんでうちに…」
待ち合わせは駅で10時…。
「こんな時間に…」
ゾ「…なんでやろうな」
ゾムさんはにっこり笑うだけだった。
「えっと、上がってください。お茶飲みますか？」
ゾ「貰っていい？お母さんは？」
「仕事です。遅くなるって言ってました」
ゾムさんには言わなかったのかな？
最近遅くなる時はゾムさんにも連絡して、ゾムさんが空いていれば一緒にご飯とかしてたのに。
あ、出かけるって言ってたからかな？
ゾ「……」
ゾムさんは台所でお茶の用意をする私をただ見ていた。
なんか見られると緊張するというか…。
ゾ「いきなり来た俺が言うのもなんやけどさ、無防備過ぎひん？」
「え？」
いつの間にかゾムさんが真横に来ていて、びっくりした。
「っわ…！？」
ゾムさんが服の裾から手を入れて背中をさすってきた。
ゾ「俺を信用してくれてんのかもしれへんけど、流石にこの格好はあかんよ？」
タンクトップに、前の学校のハーフパンツ…。
ゾムさんは背中を触るのをやめず、また口を開く。
ゾ「今日はあのパーカー着てな？」
触るのをやめてくれたけど、びっくりしてて腰が抜けた。
ゾ「っと、大丈夫？」
「！だ、いじょ、ぶ…です…」
顔が熱い…。
怖かったけど、なんか違くて、よくわからない…。
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ソルト - 一人で発狂してましたww…ゾムううううううううううう((( (2019年2月15日 20時) (
レス) id: fe087ce27e (このIDを非表示/違反報告)
ヨシフ - 夢主が可愛いすぎる…！この話とっても好きです！更新頑張ってください！ (2019年1月4日 14時) (レス) id: 2fbbe2e3bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者
作成日時：2018年11月15日 8時
