114話 ページ24
ゾム side
Aを襲いかけて数分後、いや数時間経ったか、時間経過もわからないままとりあえずAの様子を見に行くとソファーであのまま寝ていた。
「…今日は一緒に寝られへんな…」
Aを抱えてベッドに運ぶ。顔を見ると、さっきの事を思い出す。
涙目で、でも俺を拒絶しない目で、少し息を切らせてるAの顔。
「…何てことしたんや…俺は」
申し訳なさから部屋では眠れず、ソファーで横になる。まだ少し温かいソファー。
「…くそ」
眠ろうとしても忘れられなくて眠れなくて、ウトウトしつつも、ただただ時間が過ぎていった。
･
いつの間にか寝付けていたのか、はっと気づくと少し外が明るく、俺の部屋の方から音がした。A、起きたんかな…？
顔合わせづらいしな、なんて思いながら背もたれの方に顔を向け寝たフリをする。
小「ゾムさ…、っ…よか、った…」
「……」
なんで、そこで泣くん？なんやねん…よかった、って…。
俺の背中の方で、床に座り込んで静かに泣き出すA。
さすがに今声かける訳にはいかんよな…。
小「うぁ…っ…」
「……で……」
なんで、そんなに泣いとんのや…。嫌ならすぐに、帰れるやろ…！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソルト - 一人で発狂してましたww…ゾムううううううううううう((( (2019年2月15日 20時) (
レス) id: fe087ce27e (このIDを非表示/違反報告)
ヨシフ - 夢主が可愛いすぎる…！この話とっても好きです！更新頑張ってください！ (2019年1月4日 14時) (レス) id: 2fbbe2e3bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：作者
作成日時：2018年11月15日 8時
