1話 ページ2
僕は生まれつき根暗でネガティブだった。
保育園でも何時もひとりで遊んでいた。
そんな僕はサッカーが友達だった。
でも、ある日1人の男の子に出会った。
僕はいつも通り公園でひとり、サッカーをしてた
「ねぇ、そこの君!」
「!」
顔を上げるとそこには僕と同い年くらいの双葉が特徴的な男の子がいた。
「サッカー好きなの?」
「( . .)"コク」
聞いてきたのでそう頷くとその子は嬉しそうな顔をした。
(ぱぁぁぁぁ)
「俺もサッカー好きなんだ!!」
「良かったら一緒にしない?」
「…うん」
「僕、世一!」
「君は?」
「光…」
「こーくん!宜しくね!!」ニコッ
「宜しく…」
これが僕とよっちゃんとの出会いだった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
現在
「懐かしいなぁ…」
子供の頃のことを思い出すなんて……
「よっちゃん元気かな…」
ブーッブーッ📱
誰からだろう…?
「もしもし」
「もしもし!」
この声は…!!
「よっちゃん…!!」
「光久しぶり!」
「元気にしてた?」
「うん、元気だよ。よっちゃんは?」
「俺も元気!!」
「どうしたの?突然電話なんて…」
「……なんとなく!元気にしてるかなーって」
「そっか…」
これ、よっちゃん何かあったな…多分だけど
「よっちゃん」
「ん?」
「何かあった?」
「!」
「ぁ、気の所為だったらごめんね…」
「いや…光にはやっぱり隠せないよな…」
良かった…あってた…
「実はさ…試合で負けちゃって」
「勝てば全国の大事な試合で最後シュート打とうとしたんだけど監督にパス出せって言われて味方にパス渡したんだ。だけど、相手に取られて…」
「……」
「今でも思うんだ…もし、あの時俺がシュート打ってたらなにか違ったのかな……って」
「悔しい…」
「うん、悔しいよね…」
「……」
「…でも、もう過ぎ去ったことだからいいんだ」
「聞いてくれてありがとうな、光!」
「ううん、僕は聞くことしか出来ないから…」
「そんな事ない…!!」
「…そう…かな?」
「あぁ、俺もいつも光に助けられてるし」
「よっちゃん…」
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作者名:Cocoa | 作成日時:2023年10月25日 2時