【仮面ライダーエグゼイド】九条貴利矢がトリップしてきたようです2

第75話 ページ37

馬鹿だなぁ。
自分でも思う。
もう少しましな嘘、自分なら吐けたのに。
それで永夢たちをノせてきたのに。

何でか、Aちゃんの前だと、うまく嘘が吐けなくなる。
顔に出たり、意味のわからない嘘を吐いたり。

布団のなかで、考える、考える。

A「くじょきりさん…起きてますか？」

Aちゃんの声に、自分は懸命に狸寝入りをする。
今自分に吐ける嘘は、このくらいなもんだった。

A「…くじょきりさん、なんでそんなバレバレな嘘を吐くんですか。何で、、働く場所だって、さっきいきなり外に出ていった理由だって。教えてくれないんですか。全部、うそつきりやなんですか。それに……吐くなら、もっとましな嘘吐いて下さいよ…っ」

Aちゃんは、自分の背中に向けて話している。

A「…早く、永夢くんたちのところに帰りたいですか。

早く、あっちの世界に戻りたいですか。

早く、この狭い家から出ていきたいですか」

…どうなんだろう。
自分は、早く帰りたいのか、ここにいたいのか。

帰りたい…のか。
それとも＿＿＿＿

A「私は………




もう少し、くじょきりさんと一緒にいたいです…」




貴利矢「…自分も」




あぁ、やっぱAちゃんには嘘吐けないや。






急展開かよ……()
アンケート、絶対お願いします。これの番外編とかもそっちに書きたいので

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