第70話 ページ31
A「懐かし…」
落ちた写真は、見なくても分かる。
そう。
もう何年も前の家族写真。
私が確か…15とかのとき。
丁度反抗期で、この頃の家族写真はすごい貴重だったはず。
A「あ…」
これも何回も見たけど。
写真の裏には当時の仮面ライダーの絵が描いてあった。
お父さんが描いてくれたやつ。
お父さんは仮面ライダーが特別好きだった訳じゃないから、所々違うけど。この高クオリティは何年経ってもそのままだ。
貴利矢「Aちゃーん？」
A「…！」
くじょきりさんが部屋を覗きにきた。
どうやらお皿洗いは終わったらしい。
A「…どうしました？」
貴利矢「え？どうしたって…さっきAちゃんが何考えてたのか気になるなーって。お父さんのこと考えてたんじゃないでしょ」
A「…本当、何でも分かるんですね」
貴利矢「え？そう？」
A「お陰で逆に父のこと思い出しましたけど」
貴利矢「ごめんごめん、それで、何考えてたの？まさか、自分がどこで働くのか気になって仕方ないとか？」
A「は…」
エスパーですか、この人。
貴利矢「え、何、まさか本当にそうだったとか…」
A「…そんな訳ないじゃないですか！自惚れないで下さい！…あとこれ、合鍵です」
本来の目的を思いだし、くじょきりさんに鍵を渡す。
A「先お風呂入っちゃって下さい」
貴利矢「あ、鍵サンキュ。お風呂借りちゃうね〜」
くじょきりさんが部屋を出たところで私は大きく溜め息をつく。
貴利矢「…本当に自分のこと考えてくれてたら嬉しいけど…
そんな訳ないか」
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はる(プロフ) - みさきさん» そんな風に言っていただけると嬉しいです…！ ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします (2017年4月13日 20時) (
レス) id: 130db5d317 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 楽しみに待ってます！！ (2017年4月13日 20時) (レス) id: 394380f4a3 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 有人(あると)さん» ありがとうございます！ いつもコメントくださってますよね？本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします (2017年4月9日 8時) (レス) id: 130db5d317 (このIDを非表示/違反報告)
有人(あると) - ちゃらんぽらんなようで実はしっかり物事を考えている貴利矢さんがすごくかっこいいです！！ (2017年4月9日 0時) (レス) id: ec583f0291 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ニカさん» 早速読んで頂いてありがとうございます！ あー笑 監察医ですよ！笑 あ、ここでお話し過ぎるのは良くないので、良かったらボードかメッセージを使いませんか？？ あっ、でもコミュやってなかったら出来ないですね… 取り敢えず、考えてみて下さい(´∀｀) (2017年4月6日 11時) (レス) id: 130db5d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年3月20日 12時
