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目を覚ましたのは、
目覚ましが鳴る前




夜更かししたわりに
目覚めがスッキリ気持ちよかったのは
きっと質の良い眠りだったから。







「なにこのベッド…
寝心地良過ぎ」






白ウサギらしく
(ねぐら)は真っ白

ガラス張りの部屋には朝日が入り込み
白を基調としているおかげで
清潔感のある寝室






そして…
ひとり暮らしには大きすぎるベッド






「………。」







只今、私ひとり。






でも、さっきから
なんとなーくガラスの向こうに
人の気配を感じてる。



それを確認するために
ベッドから一歩降り立ち、







「あわわわわ」






一糸纏わぬ自分の姿に
トムとジェリーばりに
光の早さでもう一度お布団の中へと潜り込んだ。




一生懸命布的なものを探してみたんだけど、
残念ながら羽織れるようなものは見当たらず…







本や映画の中なら
こういう時真っ白なシーツを巻き付けて
出るんだろうけど…







がっつりお布団でぐるぐる巻きにして
寝室の扉を開けた。






寝室の外は
心地好い音楽がほんのり流れてて

カチャカチャいう生活音と共に
オープンキッチンにいる哲也さんが見えた。





スルスルとお布団を踏んづけないように階段を降りてくと、
フンフン鼻歌を歌いながら
朝食を作ってる、彼。




羽織っただけ、みたいなパーカーは
胸元がザックリ。
私が猫なら、その胸元にできた空間に
ウズウズして堪らずに
ピヨンと飛び込みたくなる感じ。






…………なんか
アスリートみたいな身体じゃなかった?






チラチラ見え隠れする
浮き出た鎖骨を目にしたら

ほんのり夢心地な記憶が蘇る。




流れるように並んだホクロがセクシーで
目の前で動く喉仏が
たまらなくやらしくて…



目を閉じたら今でもそこに
息遣いを感じられそう。





























「あ、おはよう。Aちゃん、良く眠れた?」







こんなに爽やかな朝だって言うのに、
朝から色濃い記憶を辿ってしまったせいで

完全に声を掛けるタイミングを見失って
キッチンの入り口で突っ立っていた私を
朝食の準備の合間に気づいた哲也さんが発見。








「……はい、」







「もう朝食出来るよ。」

「あの…、その…」






魚焼き器から鮭をお箸で摘んだまま
私を上から下まで確認した後、







「あぁ…」







くすっ、と笑いながら
鮭付きの菜箸で奥の扉を指差した。

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設定タグ:EXILE,EXILETHESECOND , 土田哲也 , TETSUYA   
作品ジャンル:恋愛
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ちぃ(プロフ) - このお話大好きすぎて何度も読み返しています! 更新楽しみ待っています!! (3月2日 23時) (レス) @page23 id: 5a22166a25 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆめこさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(ノ´∀`*)パラドックスの哲也さん中分け卒業しててかっこよかったですよねー(ノ´∀`*)お話の方全然更新できずすみません(´-ω-`) (2021年5月22日 14時) (レス) id: da6606050a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 梨香さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*´ー`*)なかなか更新できなくてごめんなさいー(´-ω-`) (2021年5月22日 14時) (レス) id: da6606050a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ななおこさん» お返事が遅くなりまして申し訳ありません(´-ω-`)現在はプライベートが忙しくて余裕がない状態です(´-ω-`)嬉しいお言葉ありがとうございます(ノ´∀`*) (2021年5月22日 14時) (レス) id: da6606050a (このIDを非表示/違反報告)
ななおこ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます(;;) (2021年4月26日 1時) (レス) id: 7b4299dbdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月18日 21時

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