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頬に触れていた 手のひらが
ゆっくりと降りると、








「おやすみ、A。」




今度は、軽くリップ音を鳴らして、
オデコに触れた唇。









「あが…って…かない…の、、?」






ここまで来てるし、、
てっきり上がってくものだと、、思ってた…。







「誘惑しないのー。
哲也さん、帰れなくなっちゃうでしょ?」


「………っ//」








オタオタしだした私を、
哲也さんは、ふっ、て笑って

髪を優しく撫で、
ちょん、と人差し指で、軽く唇に触れてから
帰っていった。







哲也さんのいなくなった玄関では、
鼻から下を手で覆い、ヘナヘナとへたり込んでる、私。







『ずっと、してあげられなかったけど…』


今まで、彼女じゃなかったから
私のキスに応えてくれなかったんだ、、





哲也さんの彼女になったことを
改めて実感してる、私。






これが、哲也さんのキス、、

大人の哲也さんらしい
艶っぽいキスだったな、、






……………//









「………こんなとこで 思い出してる場合じゃないでしょ!荷物片付けなきゃ!」







ハッと我に返り、ひとりモジモジしながら
キャリーを広げてお片付け。







着替えを 洗濯機に放り込んだり、
洗面道具を片付けたり、
雑念を払うかのように テキパキと動いて



最後にキャリーを仕舞おうとして…

ふっ、と目に留まった、引き出し。







「…………」





スゥーっと、引き出せば…
未だ眠ったままの、渡せてないプレゼント。






コレ、、どうしよう…。
クリスマスどころか、年も明けちゃった…。

渡せる日は、来るのかな、、





プレゼントの包み紙を そっと撫でてから
ゆっくりと引き出しを閉める。








健二郎さんとは、違う…キスの仕方だったな、、


彼のキスを思い出して、
そっと唇に触れる…



健二郎さんは もっと…、、








「………なに考えてるの、私、、」






そんなこと思い出して
どうするの?

私は 今、哲也さんと お付き合いしてるのに!








「…………」







本棚には、健二郎さんがくれた
いつかの人形が ちょこんと座ってる。









「………健二郎さん、、
どうしてるんだろう、、」






独り言は、虚しく部屋に消えていく。

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設定タグ:TETSUYA,土田哲也 , 山下健二郎 , 三代目JSoulBrothers   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - かりんこさん» ありがとうございます(ノ´∀`*)切ない哲也さんもきっと色っぽくて…ハフン← (2018年12月2日 23時) (レス) id: da6606050a (このIDを非表示/違反報告)
かりんこ(プロフ) - 楽しくきゅんきゅんしながら読ませてもらってました!!哲也さんが切なくて(泣)花さんが書く哲也さん大好きです!! (2018年12月2日 15時) (レス) id: 80c3c3dd16 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こばしり。さん» ありがとうございます(*´ω`*) 頑張ります(^-^) (2018年4月10日 14時) (レス) id: da6606050a (このIDを非表示/違反報告)
こばしり。(プロフ) - JSB旅館好きすぎるー!まじ卍←何これ。  更新まっとりまっせ~!(*^3^)/~☆ (2018年4月9日 17時) (レス) id: 430ac03c68 (このIDを非表示/違反報告)
reo sano - はい! (2018年3月22日 18時) (レス) id: c9f3e49afd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年4月25日 21時

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