検索窓
今日:55 hit、昨日:68 hit、合計:2,838,093 hit

ページ7








お昼ご飯を済ませた、休日の午後。






最近、日課になりつつある
哲也とのウォーキング。







動きやすい服に着替えようと、
クローゼットの扉に手を掛けたら、
ちょうど 部屋に 剛典さんが入ってきた。







あれからというもの、
剛典さんとの会話は 少しずつ増え、
私も 彼を避ける事を止めた。








「あの…さ、
……これから、なんか用事…ある?」




「哲也と、ウォーキングに行くんです。」




「ウォーキング…ね、」









歯切れの悪い、剛典さん。








……なに?

一緒に行きたい、とか?









「良かったら、
剛典さんも 一緒に行きますか?」




「いや…俺は…いい、、
今日、母親の月命日だから、
墓参りに行こうと思って…」








あぁ…そうか!







「そうですか。
行ってらっしゃいませ。」









そう言って、送り出したつもりだったのに…
何故か、剛典さんも クローゼットの中に
入ってきて…。








どうして?
なんで入ってきちゃったの?








いくら、このクローゼットが
ラグジュアリークローゼットという名の
ひとつの 部屋だとしても、
さすがに、剛典さんのいる前では
着替えられない。







「………剛典さん、
着替えをしたいんです。」




「一緒に行かない?お墓!」









…………、









「ウォーキングは、今日お休みして…
墓参り、一緒に行かない?」




「………行っても…いいん、、ですか?」







だって…この前は、、







「君が、嫌でなければ…」








来なくていいって…。


どうして?急に…?








「母親も、きっと喜んでくれる。

…俺も、、君が来てくれたら…嬉しいから。」









とくん、





とくん、







はっきりと聞こえてくる鼓動が、
私から言葉を取り上げる。







じっと彼だけを見つめる私の元へ
近づいて来た、彼。







「行こう。」






私の前まで来た彼は、
私の腰に手を当てて、クローゼットの外へと連れ出す。







剛典さんから 初めて誘われたデートは…
お墓だったけど、

それは、私にとって…
とても意味のある場所。






妻として、少しでも
認めてくれようとしてくれてるのかな?








少し前を歩く 彼の後頭部を見上げて、
込み上げてくる想いを 飲み込んだ。



後部座席のドアを開けて、
私を 待っててくれる姿に くすぐったさを覚えて…


肘をつきながら外の景色を見つめる 横顔を
とても綺麗だと思った。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (1423 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2974人がお気に入り
設定タグ:三代目JSoulBrothers , 岩田剛典 , TETSUYA,土田哲也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

smiley(プロフ) - はい!是非!是非!ぐふふな話したいです!!(≧∇≦) (2016年9月29日 6時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» 飲みながらぁー、ぐへへな話しましょ♪(´ε` ) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 花さんがそこまで言うなら‥笑 じゃあ!じゃあ!私が未成年のお年じゃなくなったら聞けますか!?笑笑←しつこいやつ。すいやせん、 (2016年9月28日 20時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» お縄になりたくないから止めとくね♪(´ε` )←どんだけw (2016年9月28日 19時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 笑笑 そんなにすごいんですか!!なおさら気になりますよ!!(°_°) (2016年9月28日 15時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2016年8月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。