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ページ45

剛典side







間近に迫った就任。

物心ついた頃から、決まっていたことだけれど、実際、目の当たりにすると…






プレッシャーに負けそうになる。
不安になる。








トップに立つための努力は 怠ってこなかった。

俺なら大丈夫、
その自信も、能力もつけてきたはずだけど…




何千という人間の生活を背負っていると思えば思うほど、…恐くなる。





もし、俺が失敗したら…
俺が転けたら…







この家は、
この会社は…

社員とその家族達は…







手の震えが止まらない。
震える手を、ぐっと握り締めて下を向いた。








くそっ!
しっかりしろよ!俺!





こんなことじゃ、、
大切なものを守りきれないだろ、



















「……どうかしましたか?」




声を掛けられて、ハッとする。









「なんでもないよ、」





心配そうな顔を見せる彼女に
笑顔を送った。






彼女を 守っていかなくちゃならないんだ。
情けない姿を見せるわけにはいかない。









「…………、」




そっと背中に触れた 彼女の温もり。









「大丈夫です…。心配ありません。」


「………。」






コツンと背中に おでこを預け、
後ろから回ってきた腕が
キュッと 俺の服を掴んだ。







「少し、休まれた方がいいですよ。

休みましょう。」







「…………、」







「休息も、必要です。」






「…………、」









こういうとこ なのかもしれない。




健二郎が彼女を選んだ理由(わけ)

翔さんが、癒してくれる女じゃないと駄目だといった理由(わけ)







俺が、彼女に惹かれた…理由(わけ)








「……A、」


「はい、」









「肩…、貸して。」




彼女の方に向き直ったら、
彼女は 少しだけ微笑んで

俺の肩を抱き寄せてくれた。







彼女の肩に 頬を寄せて…
そっと目を閉じる。








………安心する。


母親って、こんな感じなのかな?

母親を知らない俺は、彼女の温もりに
どこか母親の面影を 探しているのかもしれない。








背中をさする 手の温かさと優しさに
とても安心した。







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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 岩田剛典 , TETSUYA,土田哲也   
作品ジャンル:恋愛
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smiley(プロフ) - はい!是非!是非!ぐふふな話したいです!!(≧∇≦) (2016年9月29日 6時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» 飲みながらぁー、ぐへへな話しましょ♪(´ε` ) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 花さんがそこまで言うなら‥笑 じゃあ!じゃあ!私が未成年のお年じゃなくなったら聞けますか!?笑笑←しつこいやつ。すいやせん、 (2016年9月28日 20時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» お縄になりたくないから止めとくね♪(´ε` )←どんだけw (2016年9月28日 19時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 笑笑 そんなにすごいんですか!!なおさら気になりますよ!!(°_°) (2016年9月28日 15時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月28日 21時

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