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「すごいね!美味しそう!!」





右手にナイフ、左手にフォークを握りしめた 剛典さんは、目の前の料理に
目を輝かせている。









「お口に合うか わかりませんけど…」





本当にブランチの時間帯になってしまった
遅めの朝食。

テーブルの上に並べた皿を満足げに見つめて…









「いただきます!」




私の作った料理に手をつけ始めた。

手料理を振舞うのは、久しぶり。
やっぱり少し緊張しちゃう。









「………美味しい。」


「本当ですか!」






目を丸くして 顔を上げた剛典さんに
思わず顔が緩む。









「良かったぁ!ドキドキしてたんです。」




剛典さんにお墨付きをもらって
私も、料理に手を付け始めた。








「A、ありがとう。」




パスタをクルクルしながら
顔を上げた。








「俺…、こういうの、初めてだから…
すごく、嬉しい。」





「…………」








嘘っ!






どくん、と跳ねた心臓が、
頭をショートさせる。









「……A?どうかした?」



「…………」







嘘でしょ…







「ちょっ、どうしたの?
なんで?なんで泣いてるの!?」






だって…、







オロオロしだした剛典さんが
慌てて席を立って 私の元へと駆け寄ってきた。









「どうかした? A…、」







「たか、たかのりさんが…
…わらったぁー、、、」









「………はっ?」







「たかのりさんのっ、笑ってる顔…
初めて、見たもんっ!!」







勝手に頬を伝い 落ちた涙の雫が、
ポタッと手の甲に落ちていく。







「………ダメなの?
俺だって…笑うよ。」






零れ落ちる涙を、スッと拭う指が
頬を掠める。






ずっと見てみたいと思っていた、彼の笑顔。
まさか、こんな場面で見れるなんて…






「嬉しいんです…
ずっと、見たかったから…

たか、剛典さんが笑ったら…
どんなだろうって…」





また、知らない彼を
私に見せてくれた気がした。








「バカだなぁ…。
そんなの…これから いつでも見れるよ。」








「Aといたら、
…きっと、俺は笑顔でいられる気がする。」







そう言って、垂れ目にしながら
口角を上げた彼に、

どうしようもない愛おしさを感じた私は…







「…わっ!どうした?…A?」






衝動が抑えきれずに
彼の胸へと 飛び込んだ。









「………俺の奥さんは、
ホント、、可愛いんだからー。」








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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 岩田剛典 , TETSUYA,土田哲也   
作品ジャンル:恋愛
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smiley(プロフ) - はい!是非!是非!ぐふふな話したいです!!(≧∇≦) (2016年9月29日 6時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» 飲みながらぁー、ぐへへな話しましょ♪(´ε` ) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 花さんがそこまで言うなら‥笑 じゃあ!じゃあ!私が未成年のお年じゃなくなったら聞けますか!?笑笑←しつこいやつ。すいやせん、 (2016年9月28日 20時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» お縄になりたくないから止めとくね♪(´ε` )←どんだけw (2016年9月28日 19時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 笑笑 そんなにすごいんですか!!なおさら気になりますよ!!(°_°) (2016年9月28日 15時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月28日 21時

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