Powder Snow 2 〜御曹司との恋〜

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広臣side







おや？
坊ちゃんを起こしに行ったはずの 健ちゃんが、まっすぐに キッチンへ入っていった。






健ちゃん、坊ちゃんは？









隆「あっ、健ちゃん！
坊ちゃん、起きてきた？
もー、寝坊助なんだから〜」







健「………隆二。」







隆「ん？………って！
どうしたの！？健ちゃん！
泣いてんじゃん！！」






なんとなーく、気になって
健ちゃんの後を追い、キッチンの傍で聞き耳をたてる。








隆「また、坊ちゃんがやらかした？
それとも、いじめられたの？」






健「坊ちゃんは、今朝は
朝食は召し上がらないとのことだ。」








隆「………、もしかして、、？」









健「隆二。…今夜は、赤飯だ。」






隆「………！！」







………！！









隆「まかせてッ！！
……ご近所にも配ったほうがいいかな！！」




健「そうだな！
内祝いの ”のし”を掛けて配ろう！」







隆「俺のおかげだかんね！
ナイス俺！やっぱり昨日、あっちの冷蔵庫に移しといて正解だったじゃーん♡
感謝してよね！健ちゃん！！」









臣くんのお耳がピクリ。







あんだって？

今夜はお赤飯？







……とうとう、坊ちゃんも♡

巨乳との噂の若奥様と…♡






ぐふふ…♡








隆「今夜は赤飯かー♡
久しぶりに炊くなー♪

腕が鳴るぜッ！！」







隆二くんも 張り切っておられるご様子ですけど…







臣くんも、張り切っちゃう？






もー、
お嬢様が二人目のお子様を御懐妊されてからというもの、

直人さんに盛れなくて、ウズウズしてたっていうかぁー、

若干、物足りなかったっていうかぁー、






…俺の出番じゃなーい？♡

張り切って、盛っちゃうぞ♡…みたいなぁ？









己「臣、どこ行くんだ？」







臣「ん？…ちょっと、
あっちの冷蔵庫にねぇー♪」







己「……？」








盛り散らかしに行ってきまぁーす♡






待ってて。坊ちゃん！




今や、俺の7つ道具のひとつとなった
【強靭オットセイMAX】
これさえあれば、もう恐いものナシだからね。



あれやこれやと 直人さんで いろいろ試してきたけど、
コレ、間違いないから！









臣「どれに 混ぜこんじゃおっかな〜♪

坊ちゃんの いつも飲んでるスコッチとぉ〜

…ん？美味しそうなお肉が煮込んである。
よし、これにも混ぜちゃお♡ぐふふ♡」









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