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「出来た♡」
よしっ!
後は、テリーヌは 皿に盛る前に
切ったらいいし、
ソースも作ったから、パスタを茹でるだけ。
お鍋の中の頰肉も、イイ感じ♡
「想像以上です。
このパテなんて、すごく美味しくできてますよ。」
ボウルに残ったパテを指で掬って
隆二が目を丸くした。
「本当?」
「はい、絶対的な味覚を持つ 俺が言うんだから間違いないです。」
やった♡
隆二のお墨付きが貰えれば、
きっと剛典さんも 喜んでくれるはず!
「姫、お電話ですよ。」
「誰?」
「あっ!、剛典様です。…出ましょうか?」
「いい!出る!」
濡れた手を 布巾で 雑に拭いてから
慌てて電話をタップした。
『A?、僕だよ。』
Aって 彼に名前を呼ばれると、
未だに なんだか擽ったい。
「剛典さん!おめでとうございます!」
緩む口元を隠しきれずに
ニマニマしちゃうのが恥ずかしくて、
哲也と隆二に 背中を向けた。
『あれ?なんだ、知ってたの?』
「はい、さっき 直己さんが教えてくれました。」
『そうなんだ、、
その報告だったんだけどな…』
「でもっ!こうして、剛典さんに
お祝いの言葉が言えて嬉しいです。」
帰ってくる前に 伝えれて嬉しい。
こうして、わざわざ電話を掛けて報告してくれることが、嬉しい。
『ありがとう。』
「今夜は、お戻りは 何時頃になりますか?」
その時間に合わせて
お料理の仕上げをしよう。
『6時過ぎには、そっちに戻るから…』
「6時過ぎですね!分かりました!」
『あのね、それでね…
今夜、ふたりで、食事に行かない?』
…………。
『せっかく、だしね。
Aと、出掛けたいんだ。
…どうかな?』
食事、、?
チラリ、出来上がった料理が 横目に写る。
「えぇ。分かりました。嬉しいです。」
『本当?
じゃぁ、レストラン予約しておくから
綺麗にしておいで。』
「はい。用意して、楽しみに待ってます。」
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「美味しい!
姫、味見が止まりません♡」
私が電話をしている間に
キッチンに入り込んだ哲也は、
お鍋の中身を ペロペロ舐めていた。
「……哲也、良かったら食べていいわよ。」
「えっ?」
「今夜は、剛典さんと
食事に行くことになったから。
支度、手伝ってくれるかしら?」
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smiley(プロフ) - はい!是非!是非!ぐふふな話したいです!!(≧∇≦) (2016年9月29日 6時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - smileyさん» 飲みながらぁー、ぐへへな話しましょ♪(´ε` ) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 花さんがそこまで言うなら‥笑 じゃあ!じゃあ!私が未成年のお年じゃなくなったら聞けますか!?笑笑←しつこいやつ。すいやせん、 (2016年9月28日 20時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - smileyさん» お縄になりたくないから止めとくね♪(´ε` )←どんだけw (2016年9月28日 19時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 笑笑 そんなにすごいんですか!!なおさら気になりますよ!!(°_°) (2016年9月28日 15時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2016年8月28日 21時