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顔を覆っていた手をのけると
頬がぽっぽするのを感じた。
頬っぺをパタパタと手で扇ぎながら、
部屋を見渡して…
あれ?…哲也は?
さっきまで、私の周りを ウロチョロしていたはずの 哲也がいないことに気がついた。
どこ行っちゃったんだろう…。
キョロキョロしていると、
クローゼットの方から わずかに聞こえた物音。
クローゼットにいるのかな?
中途半端に空いた、クローゼットの扉から
中の光が漏れていて…
「哲也?…いるの?」
扉を開けて、中を覗き込んだ。
・
「…あぁーッ!!!なにしてるのよッ!!
ちょっと!哲也!そこはっ…」
下着が入れてある引き出し!!
あれやこれやと手に取り、物色している 哲也の姿…。
「へ、変態なのねッ!!
コソコソと!直己さんに言いつけてやる!!」
哲也なんか、直己さんに こっぴどく怒られたらいいんだわ!
「……姫、、やはり チェックしておいて正解でした。」
「なにがよッ!
く、クビになっても 知らないんだからッ!」
私の話なんて聞いてない様子の哲也は、
私の おブラジャー片手に
何食わぬ顔で スタスタと私の前へ。
哲也の手から、慌てて おブラジャーをひったくった私、と…
「…ちょっと、失礼。」
「………えっ、」
私の洋服を 指で引っ掛けて
胸元から 中を覗き込む…哲也、
なっ、
「なにをしてるのよッ!!哲也!
たっ、剛典さんにも 言い付けるからッ!!」
「姫、、下着のチョイスがなっておりません。
もっと、男心を擽る 下着をつけましょう。」
…………なんて哀れな目で 私を見てるの?
だいたい、いらない世話じゃない?哲也には。
男心を擽るって言ったって…
見せる人もいないし、、
「哲也には関係ないでしょ!
いいじゃない!
下着くらい 自分の好きなのを着けたって!」
「何をおっしゃいますか!姫!
男にとって、下着はロマンです!
こう…プレゼントを開けるときのワクワク感といいますか…」
「ハ、ハレンチよ//哲也!」
身振り手振りで
なんの話をしているの!
「脱がせて、コレだったら、
僕ならガッカリです!!
こんな色気のない下着は
今すぐ捨ててしまいましょう。」
……そ、そんなに?
可愛いと思うんだけどなぁ…
手に持った おブラジャーを
マジマジと眺める。
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smiley(プロフ) - はい!是非!是非!ぐふふな話したいです!!(≧∇≦) (2016年9月29日 6時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - smileyさん» 飲みながらぁー、ぐへへな話しましょ♪(´ε` ) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 花さんがそこまで言うなら‥笑 じゃあ!じゃあ!私が未成年のお年じゃなくなったら聞けますか!?笑笑←しつこいやつ。すいやせん、 (2016年9月28日 20時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - smileyさん» お縄になりたくないから止めとくね♪(´ε` )←どんだけw (2016年9月28日 19時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 笑笑 そんなにすごいんですか!!なおさら気になりますよ!!(°_°) (2016年9月28日 15時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2016年8月28日 21時