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あの晩以来、
ずっと考えてる。





彼の言った言葉の意味を。

言葉の端々に残る、彼の想いを。

















『俺を…見て。』









お義姉さんみたいな存在を探してた、って言ってた。

跡取りじゃない彼を見てくれる人を…







あれは、きっと…

私に、この家や、
跡取りとしての彼じゃなく、
彼自身を見て欲しいって…こと、なんだよね?


私に、味方でいて欲しい、って…ことだよね?







そこまで辿り着いて、ようやく理解できたことがある。







『俺を、裏切らないで…。』









あの言葉は…


あの時…
私が、啓ちゃんに会ったことで、
彼は、私が…自分を裏切る人間だ、と思ったんだ。

妻である私が、味方でない…
そう思ったんだ。








『俺の失脚を狙ってる輩なんて
腐るほどいるんだ!』






あの時、彼が言った言葉…








やっぱり、彼は孤独なんだ。
人を なかなか信用できなくて…
彼を取り巻く環境が、彼を そうさせたんだろうか?






妻も、探していた人じゃない、
そう思ったに違いない。



だから、あんなに腹を立てたの?
あんなこと…したの?







そして、彼は今…


『裏切らないで』
私に そう言うってことは、、


『裏切った』と、一度は腹を立てたけど、
もう一度、私と向き合おう、と思ってくれてるってことだよね?



『俺を、見て』って言ったんだから。








癒しが必要だ、と言った 健二郎さんの言葉が
ふと頭をよぎる。






彼には、
羽を休める場所が 必要。





私が、彼の そんな存在になれるのだろうか?









目を閉じれば、
儚げな瞳で、私を見つめていた彼が
脳裏に浮かび上がる。



そっと 髪についた花びらを 取ってくれた彼。
空を仰いで、桜を見上げていた彼。




誰にも言えなかった 胸の内を
打ち明けてくれた彼。






私に、本当の自分を見て欲しいと言った彼…

黙って手を引いてくれた彼の手の温もり。









思い出される度に

胸が…騒ぐ。









ドキドキする…。









この胸の鼓動は…



















どうしよう…。









もしかしたら…私、、









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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 岩田剛典 , TETSUYA,土田哲也   
作品ジャンル:恋愛
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smiley(プロフ) - はい!是非!是非!ぐふふな話したいです!!(≧∇≦) (2016年9月29日 6時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» 飲みながらぁー、ぐへへな話しましょ♪(´ε` ) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 花さんがそこまで言うなら‥笑 じゃあ!じゃあ!私が未成年のお年じゃなくなったら聞けますか!?笑笑←しつこいやつ。すいやせん、 (2016年9月28日 20時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - smileyさん» お縄になりたくないから止めとくね♪(´ε` )←どんだけw (2016年9月28日 19時) (レス) id: 04bef8cffa (このIDを非表示/違反報告)
smiley(プロフ) - 笑笑 そんなにすごいんですか!!なおさら気になりますよ!!(°_°) (2016年9月28日 15時) (レス) id: 0e3662b721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月28日 21時

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