Powder Snow〜お嬢様の恋〜

29 ページ29

NT「…Aさん。

どこへ行きましょうか。

その格好だと、苦しいでしょう？」







着物を着慣れてる私は どうってことないけど

直人さんの気遣いが嬉しくて

そういうことにする。







A「直人さんの

お部屋に行ってみたいです。」







…自分で言っておきながら

よくそんな図々しいことが言えたな、と

ビックリした。








NT「……………」







『えっ？』一瞬、そんな顔をして

困った顔をした直人さん。






A「…ごめんなさい。

気にしないで下さい。

図々しかったですよね、、、」








NT「…やー。そういうんじゃなくて、、、

部屋、、、綺麗だったかな？と

考えてたんです。」







NT「…僕も男なんで、、、

いけないものもあるんです。」








A「………？」








NT「………Aさん。

そこも笑ってくれなくちゃ、

僕はただの『変態のおじさん 』

になってしまいます。」







A「直人さんは

全然 『 おじさん』じゃありません！！」







私がそう言うと、








NT「…そこ？笑」





直人さんは ケラケラと笑って







NT「…本当、、『真っ白』だね。」







何がだろう、、、？


よくわからないことを呟いた。

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す