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A「直人さん…
送ってくださってありがとうございました。
今夜は…本当にありがとうございました。
素敵な思い出になりました。」
自宅の玄関まで送り届けてくれた直人さん。
NT「僕こそ、、楽しかったです。
Aさん…。
卒業おめでとうございます。
コレ。卒業のお祝いです。
ささやかすぎて すみません 笑
Aさんが好きそうかな?って
思ったもので。」
そう言って 小箱を取り出した直人さん。
A「……いただいていいんですか?
………嬉しい♡」
男性から貰う初めてのプレゼントが…
直人さんからだなんて、、、
例え、中身が 昆虫だったとしても
私は飛び上がって喜ぶだろう。
NT「……そんなに
期待しないでください。笑」
恥ずかしそうに頭をポリポリと掻いた後、
NT「Aさん…。
おやすみなさい。」
A「おやすみなさい。」
別れを告げて、
彼の帰って行く背中を見送った。
彼はもう居なくなったのに、
その場に残る 彼の残り香が
私をその場にとどまらせる。
A「……………」
終わっちゃったなぁ。
そんな感傷に浸っている私に、、
「…お嬢。」
声に振り返った先にいたのは…
壁に寄り掛かり腕組みをする隆二。
A「…隆二。ただいま♡」
隆「おかえりなさい。
お腹空いてませんか?」
素っ気ない態度を取る裏に
優しさをもってるのを私は知っている。
A「平気ー♡」
隆「お嬢。
俺からの卒業祝いです。
お嬢の好きなマカロン 焼いておきました。
食べ過ぎて
直己さんに怒られないでくださいね?笑」
隆二はクシャクシャと笑う。
その笑顔は 周りを幸せな気持ちにする。
A「…1個だけ、、
今 食べちゃおうかなー?」
隆二の腕に手を回して廊下を歩く。
A「隆二。ありがとう。」
隆「…お安い御用です。笑」
大学4年間が終わりを告げる プロムの夜。
直人さんが くれたのは…
綺麗に彫刻があしらわれた
真っ白なアンティークの手鏡だった。
私はそれを 胸に抱いて
眠りにつく。
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花(プロフ) - モンちゃんさん» えー!!ありがとうございます!(*´▽`*)嬉しいなぁー(o´艸`) (2017年1月8日 20時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
モンちゃん - もう5回は読み返してます!本当に面白いです!こんな神作品ありがとうございます!!! (2017年1月8日 20時) (レス) id: 9e3f92db11 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - はるさん» ありがとうございま〜す(*≧∀≦*) (2016年10月31日 10時) (レス) id: 7824eede86 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 今から2回目読み返しまーす!楽しみで仕方ありません(><) (2016年10月31日 8時) (レス) id: e0948c858b (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - よっしいさん» ありがとうございます〜♪(´ε` )読み返し、嬉しいな! (2016年9月19日 14時) (レス) id: 786bbe97ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2015年10月30日 20時