恋の音

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…ピンポーン…








AM8:15






起きたくらいにチャイムが鳴った。







…もしかして…






淡い期待を抱いて インターホンに出る。









「…ハイ…」









A「…Aです。 あの…ポストでも…」








NT「上がってきて！」








Aの言葉は、最後まで聞かずに遮った。







ポストにいれとくねって言ったのに、

わざわざインターホンおして届けてくれた。








きっとそのために、

5分10分いつもより早めに

家を出たのかもしれない。






俺のために！


俺の…








Aが、部屋の前に着くまでの時間

はやる胸を押さえて

もう一度鳴るチャイムを待った。









…ピンポーン








ドアから飛び出す。









NT「A…寒かっただろ？ あがる？」









A「ううん。

コレ届けに寄っただけだから…

仕事に行かなくちゃ。」









チェック柄の、バンダナにまかれた

お弁当を差し出す。








…俺はたまらず

お弁当ごとAを抱きしめる。


気持ちが溢れ出して止まらない。









A「！！！！！」








NT「A…ありがとう。

わざわざ来てくれて…


会いたかったから…

すごく嬉しい…」









ねぇ。A…

この胸の鼓動が聞こえる？








胸が…身体が…全部で

君が好きだと言ってるんだ…









NT「…A。

仕事が少し落ち着いたら…

年明けてに、なっちゃうけど、、、



話があるんだ。また時間とってよ。




…それから…クリスマス。

今年は何が欲しい？


またお菓子の詰め合わせ？ 笑




…考えといて？」









A「……うん。」





それはどれに対する 答えなの？？

固まってる Aの頭を撫でる。






NT「髪…伸びたね？」






A「…うん。

パーマかけようかな？って思って

…伸ばしてる…の。」








…緊張してるの？

初めてのスキンシップだからね。








NT「…Aなら きっと似合うよ…



…きっと…かわいいね…」

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