恋の音

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帰り道…

夜空を見上げながらテクテクと歩く。







今日は、なんだか無性に

歩きたい気分だった。









A…電話してみようかな？

こんな時間じゃ寝てるかな？







久しぶりに、Aの声が聞きたかった。




悩んでる心を

軽くしてくれるような気がした。









プルルルル〜






…「ハイ。」







…出た！！！！







NT「こんなに遅くにどうしたの？」









A「…それ。

私のセリフじゃないかしら？笑 」








NT「フフ…だよね？笑」








NT「……」








A「…なにかあった？？」







急にお姉さんぽくなったA。









NT「…ねぇ？ホントは何歳なの？笑

いつもはかわいいのに、

急に大人びるよね？」








A「大人だもーん 笑」








NT「…そっか笑

で？

俺に内緒で、

なんでこんなに夜更かししてるのー？」








A「大人ですからね〜

夜更かしくらいしますょ〜

土曜日だし。笑」









NT「…飲んだ？笑」







A「ほろ酔い程度ですけどね」







君は、アルコール飲むと すぐにわかるね？






話し方が変わる。

フランクになって、

距離が縮まった気がする。







でも可愛くなっちゃうから

俺以外には見せないで？









NT「…ねぇ。

会いたいんだ……今。

Aに会ったら…

なんか見える気がする。」









A「………10分

…10分だけだからね…」









…絶対

…断られると思ってた。








NT「…家。どこ？」








月が俺に味方した……

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