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午後1時。




約束の時間に彼女を迎えに

薬局へと向かうと

裏口のガードレールの所で

彼女は待っていた。





いつも着ている白衣を脱いで、

マスクも外していて、

初めて見る彼女の素顔に

また俺の胸は音をたて始めていた。






いくつ くらいなのかな?

俺とそう変わらなそうな年齢に

また少し胸が騒ぎ始める。






特別美人てわけじゃない。

けど彼女のもつ、

ふんわりとした女の子の雰囲気が

俺の口元を緩ませる。







NT「…ごめんね。

またせちゃったかな?

こっちから誘ったのに…」







A「…いいえ。

…主任が、、

なんだかおもしろがっちゃって、、、

早くお昼休みにしてくれたんです。」






NT「青柳さん。

何か食べたいものある?

何が好きなのかな??」







すると、彼女は少し困ったように





A「私、、、お弁当なんです。」




そう言って、持っていた小さなバックを

おずおずと差し出した。






…お弁当かぁー。

全く考えてなかったょ。






困った顔をした彼女は、

近くの公園に行きませんか?と

誘ってくれた。






公園は、俺の住むマンションの裏にある

病院の向こうにある。

俺は、病院のコンビニで

適当なパンを買い、

彼女と公園へと向かった。





ベンチに座りながらお弁当を食べる彼女と、
パンをかじる俺。




こんなにパンの味がわからないのは初めてだと言うくらい緊張していた。







NT「あの…

青柳さん。

今日は強引に誘ってしまって

すみませんでした…

怒ってますか?」







A「…いいえ

…少し強引だったな、とは思いますけど。」






NT「…ほんとに、すみませんでした。

けど、俺…

からかう気持ちとかじゃなくて、

ホントに青柳さんとしゃべってみたいな、って

思ってて…


あの…

また、こうやって誘ってもいいですか??」






A「あー。

…ハイ。

お昼休憩だったら…」







お昼休憩か…

やっぱり警戒されてるのかな?




そりゃそうだよな?

お互いなんにも知らないんだから…






NT「俺、片岡 直人っていいます。

25歳です。

えっと…そこのマンションに住んでます。

8月生まれの乙女座です!!」






A「…ハイ 笑

私は青柳 Aです。

そこの、いちご薬局で 薬剤師してます 笑

O型です。」





Aさんか!!

知りたかった1ピースのカケラを知って

俺の胸は踊る。

17→←花いちごより。



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まきこ(プロフ) - 失礼しました〜m(_ _)m (2021年6月19日 14時) (レス) id: 33ff61a5d8 (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - もーう、花さんって入力したつもりが…話さんって!!頑固親父か(笑) (2021年6月19日 14時) (レス) id: 33ff61a5d8 (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - 花さーん!お久しぶりです―(^^)久々に読みたくなって戻ってきました♪やっぱり話さんの世界観、大好きです(*´▽`*) (2021年6月19日 14時) (レス) id: 33ff61a5d8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みなさん» ありがとうございます(笑) (2018年9月30日 20時) (レス) id: da6606050a (このIDを非表示/違反報告)
みな - ユノ好きだから親近感湧いた! (2018年9月30日 20時) (レス) id: 47d8e4dfd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花いちご | 作成日時:2015年6月18日 12時

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