55デュラハンちゃんはまた1つ自分を知る(続き) ページ11
彼女の首を返して欲しければ国をあけ渡せ＿＿＿＿
国王は激怒した
彼女の首も国も渡さないと
いざ戦場に
敵陣の中心には彼女の首が置かれている
金色が風に靡く
固く目を閉じているがそれでも息を呑むような美しさだった
彼はいてもたってもいられなかった
短剣を護身用に持ち
病体を引きずりながら
彼女のかつての愛馬コシュタ･バワーに乗り敵陣へと乗り込む
戦はピーク、人はほとんど居なかった
馬を影に隠し、身一つで迎えに行く
黒い布がかけられた彼女を見つけた
やっと、やっと！
しかし敵陣へと兵が戻ってきた
まずい、このままでは見つかってしまう
首がないことが分かれば急いで逃げていたとしても直ぐに見つけられるだろう
彼は彼女の愛馬、コシュタ･バワーの首を切り黒い布を被せた＿＿＿＿
息が切れようと
何度転ぼうと
ただひたすらに足を動かした
彼女の首を綺麗に合わせキスをする
おかえり、これでようやく2人で.......
その先は聞こえなかった
目覚めた彼女にもたれ掛かる彼はすでに息絶えていた
激しい動きにより心臓に負荷がかかり
惜しくも帰らぬ人となった
彼女は泣いた
どうして、なんで彼が、
声が枯れるまでその声は広い空にに響いた
外の騒がしさで正気を戻した彼女は戦場へ
戦争を終わらせよう
いくら呼んでも愛馬は来ない
それでも戦った
感情の高ぶる彼女に誰一人として敵わなかった
大将を討ち取り視線を横に移す
首のない''それ''は
間違えるはずはない
彼女の愛馬コシュタ･バワーだった＿＿＿＿
彼女は哭いた
愛する人と愛馬を失い嘆いた
彼女は悔やんだ
なにもかも遅かったのだと自分の無力さを恨んだ
すべては終わり
沢山の人が崇める女神像の下には3つの墓石
愛の戦女神とその愛馬
そして彼女の恋人が眠る
その国は未来永劫平和だった
世界各地にある噂が広まる
その国に手を出そうとすればたちまち死神が現れ
魂を奪っていく
その国に対しよからぬ企みをすれば死の宣告を受ける
首のない馬に跨る黒い騎士が言う
その国に手を出すことなかれ＿＿＿＿
何もせずただ平和を祈れ＿＿＿＿と
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
長くなりすみませんあと少しです
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ぼん(プロフ) - Fiaさん» ありがとうございます(´TωT｀)イケメェンな親父ともっとイチャコラさせますはいお楽しみに........笑コメありがとうございます！！ (2019年6月26日 17時) (
レス) id: 90b30dc38c (このIDを非表示/違反報告)
Fia - デュラハンちゃんシリーズ、いつも楽しく見てます！親父がイケメンだァ！と悶えてますwこれからも頑張って下さい！応援してます！ (2019年6月26日 17時) (レス) id: 1fb5e81df9 (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - 焔さん» うわぁぁあコメありがとうございます！ですよね！断面キス入れようと思ってました！！どうやって親父のキャラを壊さずにイチャコラさせるか考え中です笑今日もどんどん更新しますのでお楽しみに！ (2019年6月24日 11時) (レス) id: 90b30dc38c (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新いつも楽しみにしてます(* ´ ▽ ` *)更新頑張ってください！応援してます！q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! （勝手な妄想ですが親父はデュちゃんが二人きりで兜被ってない時は首とか断面にキスしたり触ったりしてそう( *´艸｀)ｷｬｯ） (2019年6月24日 10時) (レス) id: 6a9ecef0a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - Tsuruさん» ぁぁぁぁあああああああ''すっかり忘れてましたずびばぜん''！修正します！ (2019年6月24日 8時) (レス) id: 90b30dc38c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼん | 作成日時：2019年6月23日 16時
