光が83 ページ39
何が起こっているの…？
プロヒーローがあれだけ苦戦していた敵を怒号と共に次々と焼き尽くす炎…否マグマ
不安定な足場や倒壊寸前の高層ビルを覆う巨大な氷壁。火傷などの応急処置としても使っていた
そして彼を中心に四方へ飛ぶ眩いレーザー。そしてそれは的確に敵を貫いていた
誰もが手を止めその快進撃に目を奪われた
見たことの無いヒーロー、いや、よく見れば1人は知られている顔だった
今年の雄英体育祭一年の部優勝者、黄猿 照真。
「そこの姉ちゃん、ちょっといいか｣
アイマスクを付けた男の子の声は入ってこなかった
雄英体育祭は娘と二人で見た。彼の個性なら空も飛べる…！！
気が付けば彼に縋り付いていた。
情けなくてもいい…ただようやく舞い降りた光に手を伸ばさずには居られなかったのだ
彼は助けると言ってくれた。
強く掴んだことにより薄ら出来てしまったスーツの皺を伸ばしながらそっと私の頭に手を置いた
「プロヒーローでは無いけれど、わっしが助けてあげるから安心なすって。まずは君の手当だよ〜。娘さんが帰ってきた時、貴方が血を流したままじゃあ、不安になっちまうよ〜」
「…ッはい。ありがとう…ありがとう！！」
こんな状況でも揺るがない堂々とした姿勢…
そしてプロでもないのに''助ける''という根拠の無い言葉…それなのに何故か酷く安心感を覚えた。
手を伸ばせばそこ残るは彼の残像…すぐに駆けつけたヒーローに声をかけられるまで、舞い落ちる光の粒子を眺めていた
黄猿side
八咫鏡を駆使し保須市上空から女の子を探す
一際大きい体の鳥を見つけすぐさま向かえばその体に不釣り合いなほど小さい手に目的の子がいた
いきなり撃ち落とすのは混乱させてしまうだろう。それに幸い脳無に人語を理解する程の知能は無い
「ッぐすっままっ…たすけて…っ！！」
貴「助けに来たよ〜。君は…「うぇえんままぁぁあ！！」…｣
どうしたものか…全く聞こえていない
今の大きな泣き声で地上にいるヒーローが数名気付いた。しかしなす術はなく苦渋に満ちた顔をしている
オールマイトのプリントされた服は土や泥で汚れていたが女の子に目立った外傷は無い
オールマイト……まァ…やりたくはないけど、致し方無いよねェ…
貴「そこのお嬢さん。もう大丈夫、何故って？…わっしが来た…！！」
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ほろほろ - 更新が楽しみです (7月22日 22時) (
レス) @page44 id: 281c217bcb (このIDを非表示/違反報告)
パイプ - 更新辞められたんですか？ (2022年12月31日 22時) (レス) id: a4d96164ad (このIDを非表示/違反報告)
ポロポロ - 更新辞められたんですか？ (2022年9月26日 1時) (レス) @page44 id: 4b4ac25f29 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー - この作品を見つけれてよかった！！！もっと探して早く見つけたかったほんとに自分にドストライクの作品で見れてよかったよ〜欲をいえば更新してほしいが中々難しそうですね？だが見たい見たいのだこの先にある次の話を無双を！見たいただ見たい (2022年8月14日 6時) (レス) id: 97a56caacf (このIDを非表示/違反報告)
ポロポロ - こうはもうしないのでしょうか？ (2022年7月1日 0時) (レス) id: d58ed94334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼん | 作成日時：2019年9月10日 10時
