不慣れ ページ12
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照たちが盛り上がってる中、私のバイトの上がる時間が来る。1時間早く上がった康二はさらっと照たちの輪の中に混ざっていて、もうすでに顔が赤くなっている。
『店長おつかれさまです〜！』
店長「はいよ！おつかれ〜」
康二「A！A！一緒に飲もや！」
『今日は用事があるんです〜みんなで楽しんでね〜』
康二「え？もう22時やん！？これから用事！？」
声が大きい！と怒ろうとした瞬間、こちらを見る阿部ちゃんと目が合う。あ、初めて、阿部ちゃんから見てくれて目が合った、かも。
照「送るわ」
『っ、え、いや！大丈夫！』
照「は？あぶねーじゃん」
『あの、えっと、』
深澤先輩と用事がありますなんて言ったら、阿部ちゃんに引かれるかも知れないし、何なら照も康二もびっくりしちゃうだろうし、何より時間帯がまずい。今22時を回ったところだもん。
これから深澤先輩と用事があるんですなんて言ったら、あーそういうこと？みたいなそんな雰囲気になりかねない。
深澤「俺と用事があんの〜だから1人じゃないよ〜」
『っ…ふ、かざわ、先輩』
深澤「バイトおつかれ。いこっか」
からん、とドアが開いたと思ったら、予想通りの展開すぎる。あぁもう。こんなの、こんな展開、不慣れすぎてどうしたら良いか分からない。
照もちょっと怖い顔してるし、康二は口開いてるし、阿部ちゃんは…何を考えてるのか分からないけど。
深澤「そっちはそっちで楽しんで」
『…っ、うわっ…！？』
深澤先輩が私の腕を引いてドアの向こうに行こうとした瞬間に、ガタンと椅子の倒れる音がして、私の首元に誰かの腕が回る。
「……………俺の」
深澤「…へぇ。珍しいね」
「いいから手。離して」
深澤「何？Aのこと避けてんじゃないの？」
「……ふっかに関係ない」
その腕の正体は阿部ちゃんで。
え？え？え？、と頭の中がパニックになる。
「あーもう。うるさい」
『っうわぁ！！』
「良いからついてきて」
この空気感に耐えられなかったのは阿部ちゃんも一緒で、阿部ちゃんは鞄を掴むと、そのまま私をずるずると引っ張って店の外に連れて行く。
ついてきて、と言われるまま、無言で阿部ちゃんの後ろを歩く。
手は自然に繋ぎ直される。阿部ちゃんの手はあったかい。
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めい - 久々に一気読みしていましたら読んだことない話が出てきて更新されている！？とびっくりしました😭一番好きなお話なのでとても嬉しいです！！楽しみにしています💕 (12月28日 2時) (
レス) id: 0423638b58 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - なのさん» ありがとうございます💗また更新頑張ります！！！ (2022年8月25日 9時) (レス) id: 3d5748822f (このIDを非表示/違反報告)
なの - も、もう興奮しすぎて死にそうです (2022年8月9日 22時) (レス) @page17 id: 1073bf0d00 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - すぅさん» ちょっとバタバタしていて下書きだけは溜めていたので、編集して更新していきます✨☺️お待たせしました！！！ (2022年6月2日 19時) (レス) id: 4d9437c027 (このIDを非表示/違反報告)
すぅ(プロフ) - わわ！！もう更新されないのかと思ってました…嬉しいです！！楽しみにしています❤️ (2022年6月2日 19時) (レス) @page16 id: ac53ba19d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよまる
| 作成日時：2022年4月19日 11時
