今日も、噛まれまくりです ページ42
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『っひゃ…あ、っふ、、、、』
「朝からそんなえろい声出すのずるくない？」
佐久間くんは今日も私を見つけるたびに、抱きついてきて、耳を甘噛みしてくる。
「っ、俺、毎時間くっついて、ちゅーしてたい」
『や…、ちょ、そこっ、だめ、』
「………やだね、我慢できない」
にやりと笑って、服の中に手を忍ばせる佐久間くん。
ここが会社でも家でも、スイッチが入った佐久間くんを止めることは誰にもできない。
「…、えろいな、」
色っぽい、熱がこもった目で見つめられる。
ずるい、そうやって見てきたら、私が対抗できなくなることを知ってるくせに。
空き会議室に私を連れてきて、佐久間くんはそんなことを言い出す。
「まじでっ、…我慢できない……」
そうやって、夜に見せるような表情をするから、私の気持ちだって、昂ってしまうじゃないか。
『…んっ、やぁ、』
「…すきだよ、Aちゃん、」
耳を甘噛みされて、体がびくつく。
舌が触れて、ざらりとする感覚に体が震える。
【 連絡します。佐久間さん、佐久間さん、内線入っています 】
フロアに響く、佐久間くんを呼ぶ連絡に耳を傾ける。慌てる私をよそに、佐久間くんは戻ろうとしない。
『…、佐久間くん…？』
「もうちょっと放っておこ」
『へ、ちょ、きゃっ…！』
思いっきり、私を押し倒して、佐久間くんが何度目かわからないキスをしてくる。
舌を絡めるたびに、脳内が麻痺しそうになる。
【 佐久間さん。佐久間さん。内線です。 】
２度目の内線連絡が入り、佐久間くんが渋々唇を離す。
「はぁ、もう、お預け無理……」
『ふふっ、』
乱れたワイシャツやネクタイを整えて、佐久間くんはちらりと時計を見る。
「そのえろい格好、ちゃんと直してから来てね、俺先にデスク行ってるわ」
『…っ、やぁっ、』
最後に私の耳をもう一度甘噛みをして、会議室を出て行く。
『……、耳はやなのに…』
顔の熱が冷めるのを待って、私もデスクへ向かう。
佐久間くんは電話をしながらパソコンを打ち込んでいて、完全な仕事モード。
『……、かっこよすぎる』
今日も今日とて、飽きずに佐久間くんは耳を噛んできます。
でも、佐久間くんになら、何回でも噛まれてもいいかな、なんて思っている私です。
- fin -
▶あとがき
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ぴよまる(プロフ) - たまきさん» たまきさん、素敵な言葉をありがとうございます◎岩本さんのお話は、佐久間さん内でしょうか？それとも別物でしょうか？もしご希望あれば教えてください♪ (2021年2月4日 18時) (
レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 完結、おめでとうございます！そしてお疲れ様です！とても面白くて、毎回更新されるのが楽しみでした。もしよろしければ、岩本さんのお話も書いていただきたいです！ご検討よろしくお願いします。 (2021年2月4日 11時) (レス) id: bb8fb0fba1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - りーぬさん» 嬉しいです…ありがとうございます◎番外編などなど、書いていこうかなぁと準備しています♪ (2021年2月1日 20時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - 柚さん» ありがとうございます◎どんなお話、シチュエーションをご希望ですかー！？書く準備進めています！ (2021年2月1日 20時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - NORIさん» ありがとうございます…！その後はどんなお話が読みたいでしょうか？(^^)書く準備すすめております〜◎ (2021年2月1日 20時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよまる
| 作成日時：2021年1月22日 11時
