朝が来る ページ32
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すごく、素敵な夢を見ていた気がする。
まだ頭がふわふわしていて、まだ素敵な夢なのか、それとも今まで通りの現実なのか、
「………しあわせ、だ、」
目を開けたら推しがたくさん並んでて、嫁がたくさんこっちを見てる。
あぁ、今日もかわいいな、嫁たちよ。
そうそう、Aちゃんもね、いてね。
なんて幸せすぎる朝なんだろう…
「…………っ、は！？！？」
ぼさぼさの髪の毛の俺と対照的に、サラサラした柔らかい髪の毛のAちゃんがそこにはいて。
超ぐっすりねてる。いや、寝顔かわいすぎかよ。
「……夢じゃなかった」
ぱちんぱちん、とほっぺを叩いてみても、やっぱり現実だ。
昨日のことを改めて思い出す。
初めて誰かを好きという感情で涙が出てきて、それを受け止めてくれる人がいて。
Aちゃんも泣きながら、すきだよ、と伝えてくれて。
なんて幸せなんだろう、と素直に思った。
「………はやく起きてよ、Aちゃん」
大人だからと言って、勢いで体を重ねるわけではない。現に、俺たちはただ一緒に寝ただけという、健全すぎる朝を迎えているわけで。
「俺、1人で寂しいよ」
「ねぇ、ねぇ、ねぇってば」
つんつんつん、とほっぺをつついてみたり。
髪の毛で顔をなぞってみたり。
「………意外と頑固だ」
全然起きてくれないAちゃんに寂しさを覚えつつ、とりあえず水を飲みに行く。
ワイシャツやスーツは綺麗に畳まれてあって、Aちゃんと結婚したらこんな感じなのかな、とにやにやが止まらない。
「っ……はぁ〜。生き返った、、、」
何か食べるものあったっけ、と思って冷蔵庫をあける。
何もないから買いに行こうと思えば、背中にぬくもりを感じる。
俺の腰に回された白い腕と、背中に感じる柔らかい感触と。
「………やっと起きたな、ねぼすけめ、」
思いっきり振り返って、俺の大好きな耳をひと舐めする。
『…ふふっ、くすぐったい、』
体を捩って逃げようとするAちゃんを後ろから抱きしめて、首元に唇を寄せる。
『やっ、』
「だめ。逃がさないから」
がぶって噛みたいくらいだけど、嫌がられない程度に、控えめに、ほんとちょっとだけ噛み付く。
あぁ、俺幸せだなぁ。ずっと、こんな日が続けばいいのになぁ。
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ぴよまる(プロフ) - たまきさん» たまきさん、素敵な言葉をありがとうございます◎岩本さんのお話は、佐久間さん内でしょうか？それとも別物でしょうか？もしご希望あれば教えてください♪ (2021年2月4日 18時) (
レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 完結、おめでとうございます！そしてお疲れ様です！とても面白くて、毎回更新されるのが楽しみでした。もしよろしければ、岩本さんのお話も書いていただきたいです！ご検討よろしくお願いします。 (2021年2月4日 11時) (レス) id: bb8fb0fba1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - りーぬさん» 嬉しいです…ありがとうございます◎番外編などなど、書いていこうかなぁと準備しています♪ (2021年2月1日 20時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - 柚さん» ありがとうございます◎どんなお話、シチュエーションをご希望ですかー！？書く準備進めています！ (2021年2月1日 20時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - NORIさん» ありがとうございます…！その後はどんなお話が読みたいでしょうか？(^^)書く準備すすめております〜◎ (2021年2月1日 20時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよまる
| 作成日時：2021年1月22日 11時
