覆面バンド (ページ8)

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「２時から交代組、変わっていいよ～」

「「「『は～い！！』」」」

クラスの半分が入れ替わる

本番まであと１時間

バレずに通せるかここからが勝負

ナムジが私とスリョンに目で合図して、あらかじめ体育館に朝から入れておいたドラムの組み立てに向かった

LD「だんだん緊張してきたね」

『うんでもなんで私の声、今までバレてないのかな？』

LD「歌う声は少し違うように聞こえるんじゃない？」

『そうかなあ』

LD「うん今日は思いっきりやって成功させようね」

『当たり前』

着物から着替えを済ませ教室に戻るとナムジが戻ってきていた

職人の服のまま行ってたんだね(笑)

DK「裏口開けてきたからそっちから入れよ」

「『りょうかい』」

そしてスリョンが行って戻って来て私の番

裏口に向かうと体育館の入り口でもう長蛇の列が出来ている

「やっとシェインの生歌！！」

「私が緊張してきた～」

「トニスピがこんな高校で公演してくれるとかここに入学してよかったよ(泣)」

みんな楽しみにしてくれてるんだな

『バレませんように…』

そう小さく呟いてささっと裏口から入りマイクスタンドや音響用のスピーカーをセットした

「お、Aちゃんだ！」

「チキンサービスするよー」

『え、ほんと？ありがとう

あと、ソルギいる？』

「ん？ソルギ？？

ソルギ～！パクソルギー！ …あ、いた

ソルギ！Aちゃんだよ」

AK「今行くーパクソルギ休憩入ります～」

「「はーい！！」」

『ナムジが裏口開けてくれたから裏口から入ってね

あと、もう正面口にすっごい列できてるから気をつけて』

AK「了解ありがとう」

開門までラスト１５分

１５分で２人のチューニング終わるかな？

『１５分で間に合う？チューニング』

AK「うわ、あと１５分か…ギリギリかな」

『なら私もうソンウ呼びに行くよ

それでスリョンとナムジも連れて行く』

AK「おっけ助かるよ」

そうして私はソンウの教室に、ソルギは体育館に走り出した