覆面バンド (ページ30)

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夢のようだった２年間の活動を終えて今日から進路に向けて勉強に専念する

『あ、おはようございます～』

いつも通り門の前に立つ生徒指導の先生に挨拶して学校に入ろうとすると

先生が何か言いたげに私を見た

『何かありますか？』

「いままで２年間感動をありがとうな」

トニスピのことか

『いえ、こちらこそ聴いてくださってありがとうございました！』

そう行って校舎に入って下駄箱で靴を履き替えていると

「「「キャーーーーーー！！！！」」」

「ミ、ミン先輩よかったら握手してくださいっ！」

「Aちゃん！サイン欲しいです！！」

「Aがシェインだったなんて～！やばい！」

「てかうちの学校に有名人が５人だよ！？」

すっごい人だかりができていた

今頃４人もこんな感じかな～

そう思い、少し笑ってしまった

それから握手やサイン、写真に応じてやっと教室にたどり着いた

『おはよ～』

まあこれもいつも通り挨拶すると

「きた！！！女神！！！！！」

「シェイン～～(泣)」

「Aすごい！すごすぎる！！！！！」

教室の中が一気にざわつき始める

まだナムジとスリョンは来てないみたい

「昨日のライブ超感動した(泣)」

「私もお母さんといったんだけどお母さん泣いて泣いて大変だったんだから(笑)」

「ジャスティンがツイートしてたよ！！

僕の中で永遠に一番のアーティストって！！！」

「The New Way、お願いだから配信して！！」

「俺今日も電車の中で聴いてきた！」

みんな私がシェインだって分かっても嫌な顔１つしないし、むしろ喜んでくれる

うれしい

しかもみんな聞いてくれてただなんて

『スリョンとナムジは？』

「まだ来てな…」

「「「キャーーーーーー！！！！」」」

たくさんの人に囲まれて教室に入って来たのはスリョン

『おはよスリョン(笑)』

LD「…おはよ、疲れたーー！！！！」

『今日はナムジと会わなかったの？』

いつもスリョンとナムジは電車の時間が同じなのか一緒に来る

LD「あれ、メッセージみてない？？

ナムジ熱だって(笑)バカなのに風邪引くものなんだね～(笑)」

『ほんとだ、高熱で死にそうですって(笑)』