覆面バンド (ページ24)

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やってきました【Now we are Ordinary one】前日

今日は特別に親に許可をもらって全員学校を休んだ

最後の最後で今までの集大成だから、最高の形で終わらせたい

DK「俺らも明日で終わりなんだな」

AK「なんかはやかったな２年間」

本当にせわしなくすぎて行った２年間だった

入学して軽音部で出会って、初めてのイベント会場でのライブでスカウトされて

みんなで軽音部を退部して(笑)

急な社長のノリみたいな感じで覆面でデビューしたらびっくりするほど人気になれて

でも学校とバンドを両立させるのは思ったより難しくて、何度もはなしあった

家族よりも一緒にいる時間が長かった４人と明日で活動を終える

トニスピ以外に私に残るものってあるのかな？(笑)

そう思うほど大事な存在だった

LD「ここでもう解散だって思うんじゃなくて卒業だって思おうよ

またみんなで再結成とかしてさ

みんなお互いに家とか知ってるじゃん

会おうと思えば会えるじゃん

だから…笑って終わろうよ…」

スリョンは堪えていた涙を流した

MD「スリョン泣くなよ～

泣きそうになるだろ～」

ソンウは今にも泣きそう

AK「だいじょうぶ

成功させてトニスピを＂卒業＂だよ」

ソルギも寂しそうな顔

DK「お、俺は泣かないからな！！

絶対笑って最後のライブするから！！！！」

涙をうっすら浮かべてムキになるナムジ

『絶対、成功させようね』

そしてまた私たちは練習を再開した

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「みんな風邪引いたりするなよ～」

担当さんの声を聞いて事務者をでた

AK「今日はぐっすり寝ないとな」

MD「俺は寝る前にお世話になったベースちゃんキレイにする」

DK「俺はステッキ磨こうかな～」

LD「私もキーボード磨くよ(笑)」

『私は、のど飴でも舐めとくね(笑)』

みんなそれぞれ家に帰った

『ただいま～』

「「「おかえり～」」」

今日はお兄も含めて家族みんな揃ったみたい

鍵は開いてたのに電気はついていない

「ただい…」

「「「Aおつかれさま～～！」」」

急に明かりがついて３人が出てくる

母「明日で解散だけど今までお疲れ様」

父「我が娘よくやった父さん達はすっかりトニスピのファンだよ」

SG「さすが俺の妹だ

トニスピのシェイン、おつかれさま」

３人の言葉で急に涙腺が緩んで涙が溢れた