覆面バンド (ページ13)

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Agust D ミンユンギ side

そうして俺とテヒョンとジョングクは帽子とかサングラスで変装をして大邱総合学芸高校に向かった

Aには行くことを伝えてないけど、まあいいか

JK「え、もうあんなに列できてる…」

TH「さすがザトーンインスパイラル！！」

JK「ちょ、ヒョン声大きいですって」

TH「だってウキウキするもん！！」

テヒョンはテンションおかしくなってるし、ジョングクがそれを止める声も大きいからチラチラとみんなが振り返る

「おい、お前らちょっと黙れ

声デカすぎ」

TH.JK「「はい…」」

それにしてもトニスピの人気はすごい

開始前から長蛇の列で、門の近くまで列が伸びている

「早く聴きたいね～トニスピ！」

「私はagainがすき！」

「今日も歌うかなあ？」

「俺シェインちゃんの声すきなんだけど」

「俺も俺もあの声なんだか心に来るんだよな～」

男女も年齢も関係なくたくさんのファンを作るトニスピを素直にすごいと思う

それに俺の妹が褒められるのもなんだかちょっと嬉しい

JK「A見に来てますかね？店番かな？」

TH「俺もAに会いたい～！！」

「どうだろうな

てかまだ時間あるぞ。なんか買って来るか？」

JK「あ、なら俺待っときますよ」

「いや、俺がここにいるから好きに見て来いよ

ついでにA探して来て」

まだ開始まで時間あるし、店番中か？

JK「わかりました、ヒョン行きましょ」

TH「ん～！じゃあユンギヒョンよろしくお願いしときます～！

なんか買って来るからね！ヒョン！」

「おう」

そうして２人は楽しそうに校舎の方へ歩いて行った

で、俺はというと

「さっきユンギヒョンって言ってたよね？

もしかして前の人…防弾少年団のユンギ？？」

「私も思ってた、テヒョンだよね多分

あとジョングクも」

防弾少年団じゃないかって周りがザワザワし始めている

はあ…、最悪ゆっくり５人がどんな演奏するか見たかったのに

俺は帽子をしっかり深く被り、マスクもきっちりして携帯をずっと見る

これ以上騒ぎが大きくならないでくれ

そう思うのとは反対に周りは

「ユンギ！？」

「あれ、SUGAじゃない？？」

なんて騒ぎ始めるのだった