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ｼｬﾁ｢そっか〜おねーさんの言う通り本とかで出てんなら知ってんのも納得〜！｣
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ｢けどそういうのって住む世界が違うはずだろ？なんで同じ空間で喋れてるんだろ…｣
貴女｢ん〜それは私にも分からないけど、コッチに来れたのなら帰ることもまた必然なのだから心配は要らないよ｣
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ｢なんで、言いきれるんだよ……｣
貴女｢この世に有り得ない、なんて事はその文字通り有り得ないからさ。不安になるのも当然だ、けどその有り得ない”こと”を出来るようにしたらいい、必ず出来る！成し遂げる！と思えば願いは叶うよ｣
ｼｬﾁ｢……絶対？｣
貴女｢うん、絶対！｣
ｼｬﾁ｢そっ、か……そっか！｣
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ｢……｣
貴女｢あ、そうだ、オカワリいる？｣
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ｢……！｣ﾋﾟｸｯ
ｼｬﾁ｢いーの！？｣
貴女｢…寸胴鍋しかなくて沢山作っちゃったしダメにしちゃうのも勿体ないから君たちの望む分を食べてってよ｣
ｼｬﾁ｢やった〜！ペン！…？ペンギン？どうした？｣
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ｢……っ｣
ﾌﾗﾘとまだ食べ終わって無いであろうシチューに向かって真っ直ぐ真下へと倒れるペンギン
貴女｢……っ！？……あぁ〜ぶねぇぇ…
ペンギン？ペンくーん？ペンちゃんやーい｣
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ｢……っるさ、ぃ…｣
貴女｢ﾊｲ
ん〜、熱上がったかな
(今後どうなるかの心配と不安、シャチくんを守らないとっていう意志の強さ、抱え込むモノの大きさ…
こんな小さな背で…頼る大人がいなかったもんね、仕方ない…で済ます訳にはいかないんだよ)｣
ｼｬﾁ｢ペン、ペンギ、ン…｣
貴女｢心配は最もだけどシャチくんもそろそろ……ってあ…
(この子らの汗拭ってからの方がいいし、着替え必要だよなぁ……でも、家に子供用はねーぞ？
ん〜この子ら連れてくのにもでも片割れだけ連れてって寂しー思いさせるのもな〜)｣
ｼｬﾁ｢……う…ｯｸｼｯ｣
貴女｢あ、そっか強風吹いてるんだっけ？
うん、よし。取り敢えず君たちシャツを脱げ！｣
ｼｬﾁ｢……ぇ、おね、さんの…ぇっち、｣
貴女｢(この頃からマセてるのか！？男の子らしいっちゃらしいけど…)
ばーか、このまま熱もった体のままじゃ更に風邪引くでしょ？それに着替えなきゃと言いたい所だけど生憎家には子供用の服はないし、当分の服も調達しなきゃならない
しんどいだろうけど、なるべく早く済ませるけど服と薬買いに行くよ｣
ちゃんと脱いでるようにと脱がせてるように言い私はお湯とタオルの用意をする
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作者名：SAKURA | 作成日時：2022年5月9日 2時
