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貴女｢ペンギン！シャチ！！｣
ﾁﾘﾝ
左から鈴の音がした
占｢何か、お探しか｣
貴女｢……！(何だ、コイツ……気配が全く感じ取れなかった……！？)｣
占｢ワタクシは占い師のサゲン。お探しは2人の童であろう｣
貴女｢……へ〜、そんなのもわかるのか｣
占｢左様、お主。彼らに会う前に何やら苦味のある物を食さなんだか？｣
貴女｢え、嗚呼……社長から貰ったあのにっがいヤツね
残すのも勿体なくて食ったんだっけ……
それが何｣
占｢それがあの童らを招いた結果、そしてそれは今先程にも発動された｣
貴女｢何が言いてぇ｣
占｢詰り、童らがこの世に来た理由はお主だと言う事だ｣
ﾋﾞｯと指をさされる
貴女｢……！！つ、まり、あのにっがいモノが関係してて、俺が食ったから……って納得出来るか！！そんな非科学的な……！｣
占｢有り得ないなんて事は有り得ないのだろう？それに君はあの世界からたまたまこちらの世界へと流れ着いた代物を口にしてしまったのだから｣
貴女｢……、まさか！？｣
占｢そう、悪魔の実と呼ばれる代物さ｣
貴女｢あれが、悪魔の実…！？｣
占｢その能力で向こうとこちらが繋がり彼らを呼んでしまった。そして君の力で帰す事ができた｣
貴女｢そんな規格外な能力あってたまるか！！｣
占｢嗚呼、その通りだ…だが、君にも時間が来たようだ｣
貴女｢はァ？……！なんだ、これ……｣
光のように指先から消えて行くのがわかる
占｢それを食した瞬間から君はこちらの住人ではなくなった。そんな君に1つ情報をプレゼンしよう
実の名はｽﾍﾟｽﾍﾟの実。食した者は空間自在人間となる
その実を食べた能力者は海賊、政府、王族と狙われる。精々生き延びるといい、良い旅を……｣
そして占い師サゲンに文句を言う間もなく蛍の光のように消えた
一瞬で景色が変わると肌から感じるのは雪の感触
奴の言う事が正しければ……
私はワンピースの世界にトリップしたという事になるのだろうか……？
ってか寒い！！！！！！
ここから先は誤って悪魔の実を食してしまった私とハートの波乱万丈な物語の始まり始まり
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作者名：SAKURA | 作成日時：2022年5月9日 2時
