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one ページ2
in 図書室
「A」
そう言い後ろから抱き締める健人くん。
『わっ』
健人くんが抱き締めたせいで持っていた本を落としてしまった。
「今日一緒にいた奴だれ？」
なんて低い声で話す健人くん。
今日一緒にいた奴？
『あー菊池くんかな？』
「誰そいつ」
菊池くんの名前を出すと不機嫌になり
抱きしめている手に力を込める健人くん。
『菊池くんは隣のクラスの人だよ？』
「ふーん」
納得していないような健人くんは
「日向はさ、そいつが好きなの？」
と抱きしめたまま私の耳を
ガブッ
「っ！」
噛んだ。
驚きと痛さにびっくりして座り込んでしまった。
「日向は俺の彼女でしょ？」
「だったらもうあいつとは喋らないで」
そう言い私の唇にキスをし
「約束だよ」
図書室を出て行った。
続く
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作者名：葉瑠 | 作成日時：2013年11月28日 14時
