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ドアを開けると大きい箱が目の前にあった










A
「え?!」










「ここにサインお願いしまーす」










言われるがままサインをして荷物を受け取った










あまりにも大きすぎて開けるのが怖い










何かを頼んだ記憶もないし、実家からにしては大きすぎる










宛名を見るとどこから送られてきたのかが書かれていない










ますます恐怖が大きくなる。










それでも一応開けてみようとダンボールを倒して開けてみる










中には人の形をしたマネキンの様なものが入っていた










中から出して持ち上げると重すぎて驚いた









他にも、箱の中には説明書も入っていた










説明書を開くと、大きい文字でこう書かれていた










“あなたの大好きな人になります“












訳も分からず、説明書を読み進める










この商品は、アンドロイドです。大切に扱ってください




1.アンドロイドの心臓部分にあなたの大好きな人の写真を入れてください


2.アンドロイドを壁に立てかけて下さい


3.アンドロイドの前に立って、5秒間目を瞑り大好きな人の名前を呟いて下さい










冗談だと思いながらも説明書通りにやってみた










アンドロイドにほくちゃんの写真を入れた










それから壁に立てかけて、目を瞑って5秒間数えた










A
「1、2、3、4、5 … 吉野北人。」










名前を呟いてゆっくり目を開けると










目の前の光景が信じられなかった。










A
「…え、? ほくちゃん、?」










目の前には、私が長年思い続けたほくちゃんがいた













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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2024年1月16日 7時

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