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A
「…有剣…あんたおかしいよ、、」
小田島
「ん?なにが〜?」
A
「なんでここまでするの?…正直もう有剣に対しての気持ちは好きって気持ちじゃない。怖いよ有剣」
小田島
「怖い?なんでわかんないの?これはAに対する“愛”なのに」
A
「…っこんなの、愛じゃない…」
小田島
「愛だよA」
有剣が両手を広げて私に向かってくる
近ずいてくる有剣はもう私が知っている有剣じゃなかった
A
「…ねえ、あんた誰?ほんとに有剣なの?」
小田島
「そうだよ、ほらおいでA」
A
「やめて!来ないで!」
逃げたくても体が震えて逃げれない
やだよ、こんなの。幸せだったのに
楓士雄
「おい」
震えて動けなかった私の前に楓士雄が立っていた
楓士雄
「Aが怖がってんの見えねえのか!Aに怖い思いさせてまで何が愛だよ。」
次の瞬間、楓士雄が有剣を殴った
有剣が頬を抑えながら楓士雄を睨んだ
小田島
「お前何様なんだよ!」
有剣の目が明らかに変わった
楓士雄
「お前が言ってんのは愛なんかじゃねえよ!今のAの姿見て何とも思わねえのかよ!」
小田島
「お前に俺らの何がわかんの?俺らは愛し合ってんだよ。実際Aが目見て愛してるって言ってくれたし、本人が言うならそうだろ?」
楓士雄
「それはお前の裏の顔知る前だろ?」
小田島
「はあ…お前ほんとにうるさいのな〜…」
また次の瞬間、有剣が楓士雄を殴った
もう何が何だかわかんない
でもなんでか私の中には怒りが込み上げてきていた
関係ない楓士雄を巻き込んでしまったこと、それから有剣の言動に
A
「もうやめてよ」
楓士雄の顔にできた傷を撫でる
A
「ごめんね楓士雄、私のせいで」
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年7月12日 14時