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その日は有剣に家まで送ってもらうだけにした
どう考えても有剣があの場所に居るのが不思議すぎる
楓士雄の家を知ってたの？私が教えた？
いや、楓士雄と有剣はそこまで深くお互いを知ってるわけじゃない
だから楓士雄が有剣に家を教えたって可能性もないに等しい
私が有剣に楓士雄の住所を教える必要もない
誰かが有剣に教えた？いや、それもないと思う
考えれば考えるほど、私の中での疑問は増えて行くばかりだった
色々考えているともう外が明るくなっていた
A
｢結局一睡もできなかった｣
普段から1つ考え事をし始めたらそこから深く考えてしまう癖があった
一睡もしていない状態で学校に向かった
A
｢おはよ〜、｣
楓士雄
｢どうした？！すっげえ眠そうだけど｣
A
｢なんか考え事してたら一睡もできなくて｣
私は目を擦りながら楓士雄に返答した
楓士雄
｢まだみんな来てないから横になるか？俺のひざでいいなら、その、貸すけど｣
A
｢いいの？じゃあお言葉に甘えようかな｣
楓士雄
｢お、おう！｣
ソファーに座っていた楓士雄の膝に頭を置かせてもらい
少し仮眠をすることにした
楓士雄の膝はなぜか心地よくてすぐに眠りについてしまった
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作者名：ｈaＲu.s2 | 作成日時：2023年7月12日 14時
