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A
｢ねえ楓士雄覚えてる？昔みんなでサダばあの所行こうとしたらさでかい犬に追いかけられたことあったよね笑｣
楓士雄
｢うお懐かし！あったなそんなこと！結局サダばあのとこ行くのに1時間くらいかかったよな！楽しかったなあの時｣
A
｢そうだね、でも私今も十分楽しい。みんながいてくれるから｣
楓士雄
｢なあA！今日俺ん家来ねえ？母ちゃんがAに会いたがってたし！｣
A
｢え！行きたい！久しぶりにおばさんに会いたい！｣
楓士雄
｢おう！じゃあ母ちゃんに連絡しとくわ！｣
A
｢うん！ありがと〜｣
いつぶりかな楓士雄のお母さんに会うのは
ちっちゃい頃はよくおばさんと楓士雄と私で
夕飯を食べたこともあった
昔から特に一緒にいた6人がいた
その中にまどかと楓士雄もいて
ほとんどお母さんが家にいなかった私は
その6人とよく過ごしていた
その6人が私の寂しさを埋めてくれていた
楓士雄
｢あ、そういえばあれからお母さんに会ったのか？｣
A
｢うーん、会ってないよ、お母さんから連絡も来ないしいいかなって｣
一人暮らしをはじめてからお母さんには会っていない
お母さんから連絡が来ることもなくて
心底私はお母さんに必要とされてないって思った
今頃新しい男でも作って幸せに暮らしてると思う
だからお母さんには私は必要ない。昔からそうだから
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作者名：ｈaＲu.s2 | 作成日時：2023年7月12日 14時
