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有剣と準備をして学校に向かった
有剣がいつも家に泊まった時は鬼邪高の前まで送ってくれる
A
「今日もありがと、じゃあ気をつけてね」
小田島
「ほーい、いってきます」
有剣が見えなくなるまで見届けて校舎に入っていく
いつものたまり場に行くと楓士雄がいた
A
「おはよ、楓士雄」
楓士雄
「うお!?A?!早いな!」
A
「なんでそんなに驚いてんの?笑」
楓士雄
「まさかこんな早くAが来ると思ってなくて」
楓士雄は頭に手をやりながらエヘヘっと笑った
楓士雄の笑顔は人の心を暖かくしてくれる
向日葵のような笑顔。昔からそうだった
私や楓士雄が住んでいたのは“希望ヶ丘団地”
今は誰も住んでいなくていつからか“絶望団地”と呼ばれていた
団地は棟ごとに呼び名があって私や楓士雄が住んでいたのは
“首吊り棟”と呼ばれている棟だった
そこでまどかや楓士雄と出会った
他の棟には司、ジャム男、泰志、清史、辻、芝が住んでいた
だからみんな昔から顔見知りだった
またこの鬼邪高でみんなに会えるのが嬉しくて仕方なかった
昔は確かに辛いことが多かったけど楽しかったこともあった
昔に戻ったようで今がすごく楽しい
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年7月12日 14時