7.THE WORST X 後日談 ページ7
小田島
「A〜、ん」
そう言うと有剣がゴムを渡してきた
A
「ん?なーに」
小田島
「髪、結んで」
A
「髪ね、いいよ」
寝起きの有剣はすごく甘えてくる、髪を結んだというのに
私の膝に頭を置き、横になる、そして私のお腹に顔をうずくめてくる
A
「有剣、髪崩れるでしょ」
小田島
「いーの、崩れるとかよりAにくっついてたい」
A
「そっか、でももう出るよ家」
小田島
「え〜、もうちょい一緒にいよ」
A
「だーめ、遅刻するから行くよ」
小田島
「わかった、でも今日の夜は、覚悟しとけ〜」
そう言うと有剣はあくびをしながら玄関に歩いて行った
玄関に行くと有剣が私の名前を呼ぶ
小田島
「A〜」
すると有剣は自分の首を指さして私になにか伝えようとする
私はなんだろと思い、鏡を見る
私の首にはキスマがついていた
A
「これ、いつの間に?」
小田島
「Aが寝てる時」
そう言うと有剣はニコッと笑った
A
「有剣、あんたも鏡見るべきじゃない?」
小田島
「ん?」
有剣が鏡を覗き込む
A
「私が気づいてないとでも思った?今夜、覚悟しといてね」
ニコッと笑い、私は先にドアを開けて外に出た
すると後ろから有剣が追ってくる
小田島
「ねえ〜A〜、これ、みんなに自慢していい?」
そう言いながら有剣は私がつけたキスマを指さした
A
「フフ、好きにしな」
微笑みながらそう言う
毎日、有剣が鬼邪高まで送ってくれる
A
「毎日送ってくれなくてもいいよ」
小田島
「なんで?俺はAとギリギリまでいたいから送ってんの」
A
「そっか、ありがとね、気をつけてね」
そう言い、有剣と解散した
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年6月5日 2時